Green1 ページ2
「橙山、パスを回すのだよ。」
「緑間、パス!」
今日も入る3p。
橙山とは…というか今日は牡羊座と相性がいい。
そして、タイマーの音がなり、試合形式の練習、1回戦目は終了。
俺らの傍にはスクイズを持った九条が来ていた。
「真太郎、これドリンクね。あと、ルコがシュートの打ちすぎで
肩の数値が下がってるから、次はほどほどにって言ってた。」
「ああ。分かったのだよ。」
「緑間っちのシュートはやっぱ、すごいっスね。
あ、これ、岡山っちのお菓子っス。」
「ああ、ありがとな。」
それにしても…いつの間にか体育館は騒がしく…というか
カップルのたまり場になった気がするのだよ。
紫原は岡山と…青峰は相田と…黒子は九条と…橙山は桃井と…。
半数以上はマネージャーだから仕方ないのか?
「なんで、あんなに人のイチャイチャしているのを
毎日見なければいけないのだよ。」
「俺と緑間と黄瀬だけだからな。彼女がいないのは。」
「俺はともかく、赤司や黄瀬にいないのは驚きだがな。」
「そうかい?あ、すまない。客が来たみたいだね。」
そう言って、赤司は体育館の入り口へ向かう。
それにしても誰だ?一般生徒ならば、もう下校時間のはずなのだよ。
そう思ったその時、赤司が「緑間!」と呼ぶ声が聞こえる。
それを聞いて、入り口へ向かうとそこには…。
「会長?」
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作者名:甘味処〜奏多〜 | 作成日時:2018年1月11日 15時