検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:38,598 hit

Black15 ページ16

「えっと…シュートは…。」




僕は優李くんに教科書に書いてあるような説明を
砕いて説明していた。一方、優奈ちゃんはそれを真剣にメモ。

そして、「少し休憩しましょうか。」というと、
優奈ちゃんは、鞄の中からゴソゴソと何かを取り出し、
それを僕と優李くんに手渡してきた、優奈ちゃん。

それは九条さんが作ったドリンク。

なんか、優奈ちゃん、マネージャーの仕事わかってますね…。
昨日、九条さんにでも、教わったんでしょうか。

完璧です。これで、うちのマネージャーみたいに、何か1つでも
選手にプラスになる才能があれば、きっと帝光の有能マネになれます。




「優奈ちゃん、ありがとうございます!」

「いーえ!」




お…音符マークを点けそうな勢いで、可愛らしく笑顔で
そう言う優奈ちゃん。ああ、やっぱり可愛いです。

きっと、僕の顔はデロンデロンです。




「ねー、おにーちゃんはバスケやらないの?」




僕の腕の裾を引っ張って、そう言ったのは優李くん。




「僕は前に話した通り、みんなにパスを回すのがお仕事なんです。
 言ってしまえば、僕はシュートもドリブルもいらない選手ですから。」

「へー!でも、つよくなりたいっておもったら、いつかはひつようになるかもね?」




そう言ったのは優奈ちゃん。

そうでしょうか。僕が試合中にパス以外をするというのが想像できません。
それでも僕は優奈ちゃんに「そうかもしれませんね。」と返しておいた。

それにしても何でしょう。何故か、未来の僕が
本気でドリブルやシュートの練習をしてそうだと一瞬、思ってしまったのは。

Black16→←Black14



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
96人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

甘味処〜奏多〜(プロフ) - 葵さん» コメント、ありがとうございます。実は、このシリーズでコメントをもらうのは初めてで、とても嬉しく思っています。こういう系統の小説は他の作者様の作品にも存在しているので、読んでみるといいと思います。そちらもとても面白いですよ。これからも更新頑張りますね。 (2017年12月31日 10時) (レス) id: a669160fcd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも拝見させていただいています! これまでキセキの一人一人に彼女ができるシリーズは見たことがなかったのですごく面白くて好きです! これからも更新を楽しみにしています! (2017年12月30日 23時) (レス) id: fbc4560f6b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:甘味処〜奏多〜 | 作成日時:2017年12月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。