[ダイヤのA×黒子のバスケ]少女の涙 (ページ46)

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涙42粒ページ46

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この日の練習は散々だった

全然集中できなくて怒られるし

ボールぶちまけるし

ドリンクこぼしてやり直しさせられるし

重い足取りで校門を出た

?「元気ないじゃん。どうした?」

この声……

「俊先輩!!」

時々一緒に帰ることがあったけど今日はいると思わなかった

あと少しでスルーしてたし……

「結城先輩にでも会いに来たんですか?」

俊「いや、今日はAちゃんに会いに来た」

仲が良くて、たまに一緒に帰ってるから結城先輩待ちかと思ったんだけど……

私になんの用だろう?お姉ちゃんからの伝言かな?

俊「Aはさ、オレの事お兄ちゃんみたいだなって思ってたりするでしょ?」

「は、はい……」

何で知ってるんだろ……

私言ったけ?

俊「……でもオレはそんなこと思ってないんだ」

じゃあ俊先輩にとって私は邪魔だったり、するの?

まぁ勝手に私がこんなこと思ってるんだし、

俊「オレはAちゃんの事、恋愛対象としてみてる」

「え……」

最近はなんでこういうことが多いんだろう

ていうより何で俊先輩が私に……?

俊「Aちゃん……」

先輩が私の腕をつかむ

まっすぐな瞳が私を取らえて離さない

吸い込まれそうなぐらいに見詰められる

?「伊月先輩、抜け駆けはいけないと思います」

急に発せられた声に思わず動きが止まる

門の横にバニラシェイクを片手にこちらを見ているテツの姿があった

俊「黒子!?なんでここに!?」

黒「先輩を追いかけてきました」

バニラシェイクを飲みながらこちらに近づいてくる

今の場面を見ても動揺した様子はなかった

黒「Aさん」

「!は、はい!」

急に私に話しかけられて少し背筋が伸びる

黒「僕も貴方が好きです」

にっこりとほほ笑む彼に少し顔が引きつる

ここ最近の私の恋愛運は異常なんじゃないだろうかと思わせた

見ると2人とも答えを迫ってるような顔をしていたので思わず逃げた

パパやお姉ちゃんにすごく心配されたけど部屋の閉じこもった

ちなみに私の恋愛運は絶好調だったらしい(真太郎から聞いた)

今日昨日と疲れがたまっていたのか私はすぐに眠りについた