[ダイヤのA×黒子のバスケ]少女の涙

涙35粒 ページ37

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その日の夕食後の事だった


スマホのランプがちかちかと光っている


誰かからのメールだった





9時に用具室にきて。
誰にも言わないでよ
分かってるよね?




これを見た瞬間に自分の周りの温度が一気に下がった気がした



誰からか表示されなくてもすぐにわかる





若干スマホを持っている指が震えた




倉「A?どうかしたのか?」


亮「大丈夫?顔色悪いよ?」




倉持先輩と小湊先輩が心配そうに顔を覗き込む



心配かけたらいけない


メールの言葉が心に突き刺さっていた




誰かに言ったら何をされるかわからない




「大丈夫です。ちょっと疲れただけだろうし、お風呂入ってきます」



亮「そっか…」


倉「あんまり無理すんなよ」



「はい、ありがとうございます」







変なところなかったかな




ちゃんと笑って言えてたかな




先輩、嘘ついてごめんなさい




大切で大好きな先輩たちだから




私が守りたい「光」だから









今だけは許してください

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