[ダイヤのA×黒子のバスケ]少女の涙

涙33粒 ページ35

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皆の心に傷を残したまま朝を迎えていることなどつゆ知らず←


私は朝食の準備をしていた



あともう少しで合宿は終わりを迎える



頑張らないと…



黒「おはようございます。なんだか皆さん元気ないですよね」


「おはよう。そうなの、お風呂あがったころから元気なくてねー」



なんかあったのかな?



高「ちーす!青道さんもはえぇな!!」


緑「高尾、うるさいのだよ」



「2人ともおはよう」



真太郎は部で浮いてないか心配だったけど割と大丈夫そうだ



真太郎も新しい「影」を見つけたんだね



高「ん?オレの顏になんかついてる?」


「いや、なんでもないよ」




いつの間にかもうみんな集まっていて青道、誠凛、秀徳で談笑していた


昨日何があったかは知らないけど仲良くなったみたい


なんだかみんな楽しそう




香「おはよー!」


「おはようございます。昨日はびっくりしましたよ。まさか彼氏さんが大坪さんだったなんて」


香「そう?意外かな?」



「はい、てっきり宮地さんあたりかと。どこに惹かれたんですか」



自分がそういう話をするのは苦手だけど人のを聞くのは好き


先輩が恥ずかしそうに顔を赤らめながら言う



香「うーん…男らしい所…かな?まぁ気づいたら好きになってたし。Aちゃんもそういう人、早く見つけなよ!!」




気づいたら好きになってた、かぁ……



そういう出会いが私にもあるのかな




まさか私が気付いてないだけだったりして……



私は野球部の方に視線を向ける



「まさか、ね」



私は自分の仕事に戻った



複数の視線が私に向いてることも知らずに







黄「黒子っちと緑間っちと話せるようになってる……?」


紫「なにこれど〜ゆ〜こと?」


赤「へぇ……」



青「(やっぱ原因はあれなのか……?それにしても……)」









青色の「光」だけが気付いていた









1人の少女の歪んだ表情









憎悪と嫉妬が剥き出しな表情

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