[ダイヤのA×黒子のバスケ]少女の涙

涙29粒　青峰side ページ31

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青「おい、さつき…って何やってんだ?」


桃「もー大ちゃん!!女の子の部屋に勝手に入らないでよ!!次の試合の相手のデータをまとめてるの」


さつきのほかに誠凛の女監督が同室らしいけど今はいなかった


机の上にはデータが散乱している



桃「で、何しに来たの?」


青「金貸してくんね?100円足りなかった」


桃「はいはい今度返してよ」




ふと机の上のデータを見る


見るのは中学以来だった




そして少し違和感を感じた




青「なぁさつき」


桃「何？はい、100円」


青「どーも。お前字ぃこんなだったか?」


桃「そうだけど…なんか変?」


青「いや……」







昔見ていたデータはもっときれいな字だった気がする


今のさつきの字は丸っこいというかなんというか


ぱらぱらとページをめくる




データに関してもそうだ



昔はもっと詳しかった気がする



今のさつきのデータも十分だが、昔はもっと徹底して調べ上げてあったし手を抜くことなんてなかった






急にこんなに変わることがあるんだろうか



桃「お金あげたんだから部屋でてよ」


青「へいへい」






さつきに言われてしょうがなく部屋を出た





正直合宿所で同じになったAの事も気になっていた



普通あんな風になるか?



もしかして昔言ったあのことが原因なんだろうか




おぼろげだったけど内容は覚えていた



皆にことごとく必要ないと言われたあいつは部活を辞めて不登校になった








……それで1番印象強いには





あいつがさつきに1番怯えたこと



さつきは特に何もしてなかったと思うし親友だったんじゃなかったか?









そして気になるデータの事について





今までさつきのことは疑ったことはなかったけど









青「……あいつ、何しやがった?」

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