[ダイヤのA×黒子のバスケ]少女の涙

涙23粒 ページ25

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結「相田」


「ゆっ結城先輩!?」



いつからいたのか結城先輩が後ろに立っていた


全く気付かなかったからすごくびっくりした



結「…ありがとな」


「?何がですか?」


結「さっきの言葉、嬉しかったからな」


「あ、ああ…」



今思えば征を相手にすごいことを言った気がする


中学時代の帝光の大魔王様に←



結「まだまだオレ達も強くならないといけないからな。これからも、よろしく頼む」


「はい、全力でサポートします!」





私は彼らの、「光」のために動く「影」だから



青道の「影」としてみんなを支えていかなきゃ





結城先輩が私を急に抱きしめた


びっくりして声の出ない私の耳元で結城先輩は言う



結「…ありがとう」


「あ、いっいえ!」



私の顏は真っ赤だろうなと思いながら返事をする



なかなか離さない結城先輩にすごくドキドキしてしまったり



結「あ…すまない」



ようやく気づいたのかやっと私を離した結城先輩は顔色一つ変えていなくて天然恐るべしって感じ




結「そういえばさっき言っていた光とか影とかっていうのは何なんだ?」



「あ、それは…簡単に言えば光が選手で影がマネージャーの事です。光が強いほど影は濃くなりますよね?主役、選手である光を脇役、マネージャーがサポートして際立たせる…みたいな意味なんですけど」



この説明ってわかりにくいよね



最初征とかテツとかに説明されてもわかりにくかったもん




結「そうか、確かにマネージャーは陰ながら支えてくれてるからな」



あ、何となく理解してくれたっぽい



結「何かあったら相談しろよ」


「はい、ありがとうございます」




髪を撫でられて少し安心感がある



結城先輩といるとなんか安心するな……






先輩たちのために、「影」としてこれからも「光」をサポートしなきゃ

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