涙22粒 ページ24
練習が終わって夕食の時間
相変わらずの食事の量に吐きそうになっているのが数名←
ちゃんとトイレに行ってreverseしてくださいね←
倉「A、お前そんだけか?」
「はい、少食なので」
御「いや、少食ってのも少なすぎるだろ」
確かにこの量は普通の量にしても少なすぎるのはわかっている
でも食べられなくなったのだからしょうがない
もうこれ以上胃の中に入る気がしない
食べろ食べろと言われる中、私はいつもの量を食べて食堂を出た
自動販売機の前でどれを買おうか迷う
お茶かスポーツドリンクか
マネージャーの先輩たちのは買ったけど自分のはまだ決めかねていた
?「やあ、買い出しかい?」
「!?あ、っせ…い」
目の前に現れた征にまた震えが出る
しかし征は意に介してないかのように余裕の表情だった
赤「ひどいね、そんなに怯えられたら悲しいよ」
「なん、の用」
赤「君にお願い、と言ったところかな」
征はどんどん距離を詰めて私は壁に追いやられる
有無を言わさないあの表情は相変わらずだった
赤「うちに来ないかい?バスケ部に」
今日のあのことを見てこういってるんだろう
でなければこんなことを言ってるのは考えられなかった
赤「君はまだ選手として戦える。マネージャーであるとしてもあれほどの実力を持っていれば選手への指導もできるだろう」
逃げ場がなくなるように手を壁につけられている
言葉巧みに私を利用しようとしているのはわかっていた
赤「それに青道は甲子園から遠のいているらしいね。いくら君が頑張っても選手たちに実力がなければ意味がない。やるのは彼らであって初心者の君が口を出すことはない。君がいなくてもやっていける。それに、」
釣られかけていた私の心もこの言葉で一気に引き戻された
赤「あんなチームが甲子園に行けるとも思えないしな」
なんの抑揚もなく淡々と言ってのけた彼に怒りを感じた
何も知らないのに彼らをバカにするのは許せなかった
「私の「光」の事をそんな風に言うのはやめて」
赤「口答えするのかい、A」
「私に居場所と今の在り方をくれたのは征よ。だけど彼らの事を悪く言うのは許せない」
赤「まぁいいだろう。今は何も言わない。しかし今お前が「影」であることができるのは僕のおかげだということを忘れないように、ね」
征はその場を去った
何も変わってない征が、とても悲しかった――――――
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彩花 - 鳴がよかった…\`д´/ (2015年3月21日 11時) (レス) id: 7735b59be3 (このIDを非表示/違反報告)
赤音(プロフ) - セリフや出番がすくない、川上センパイが出てきてうれしいです。 (2014年4月7日 4時) (レス) id: 8611c69c54 (このIDを非表示/違反報告)
帥帥 - 莠筝腑蕁障 (2014年4月1日 7時) (レス) id: bcb1f35d3a (このIDを非表示/違反報告)
ヒトゥ(プロフ) - 伊月先輩に一票で!! (2014年3月29日 22時) (レス) id: de9bf68707 (このIDを非表示/違反報告)
弓道ちゃん♪(プロフ) - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2014年3月29日 19時) (レス) id: e2b9a2bf53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷迷蝶々 | 作者ホームページ:http://mekakusi
作成日時:2014年3月10日 14時