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涙20粒 ページ22




夕食の時間、多くの視線が私に向けられたけど無視した


野球部のみんなが気にするなというように話しかけてくれたり気遣ってくれたりしてくれたから


ただただみんなに感謝してる



黄「Aっち…」



涼太が寄ってきたことでみんなが警戒する


私は震えが出たけどさっきよりかはマシだった



結「何の用件だ」


黄「オレ、Aっちに謝りたくて…!さっきはごめん!!」



涼太だってびっくりしたはずなのに


急に私が変な態度とったのに……



「大丈夫、だよ。こっちもごめんね…?」


何とか作り笑いをするのに必死だった


涼太は作り笑いであることにまったく気づいてないようで私の言葉に喜んだ


黄「さっき考えたんっスけどAっちが中学の時桃っちの仕事を自分の手柄にしようとしてたこと気にしてたのかと思って……」






酷く心臓が脈打った



野球部のみんなも一斉に私に視線を向ける



変な汗が出る




他の学校から軽蔑したような視線を送られる




あの子の方を見た








あの子はかすかに私を見て嗤ったような気がした









そんなことはやっていない、そう言いたいのに声が出ない




このままじゃ疑われて、信用を無くしてしまうのに



記憶がフラッシュバックする





あの子が私に向けたあの言葉






『ざまあみろ』





違う





私はそんなことしない、してない





やったのは―――――



結「相田はそんなことはしない」


御「あいにくうちのマネージャーはそんなことするような人間じゃないけど?」


伊「ばっかじゃねぇの」


沢「Aが何でそんなことしなきゃいけねーんだよ!」




他のみんなも涼太の言葉に対して反論を述べた



「みなさん…」


亮「オレ達は信じてるから安心して、ね?」



私、信用されてるんだと感じて若干涙ぐんでくる


隣にいた倉持先輩が頭を撫でてくれた



相「うちの妹がそんなことするはずないでしょ?」


俊「お前ら中学の間Aちゃんの何を見てきたわけ?」



お姉ちゃんを含む誠凛の先輩たちもそれに同意した


こんな私がみんなに支えてもらってなんだか申し訳ない…









それにおびえている本当の理由はそれじゃない









私はあの子が悔しそうに唇をかんでいるのが見えた





そしてはっきりと見たのは









私への憎悪―――――

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作品ジャンル:アニメ
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彩花 - 鳴がよかった…\`д´/ (2015年3月21日 11時) (レス) id: 7735b59be3 (このIDを非表示/違反報告)
赤音(プロフ) - セリフや出番がすくない、川上センパイが出てきてうれしいです。 (2014年4月7日 4時) (レス) id: 8611c69c54 (このIDを非表示/違反報告)
帥帥 - 莠筝腑蕁障 (2014年4月1日 7時) (レス) id: bcb1f35d3a (このIDを非表示/違反報告)
ヒトゥ(プロフ) - 伊月先輩に一票で!! (2014年3月29日 22時) (レス) id: de9bf68707 (このIDを非表示/違反報告)
弓道ちゃん♪(プロフ) - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2014年3月29日 19時) (レス) id: e2b9a2bf53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:迷迷蝶々 | 作者ホームページ:http://mekakusi  
作成日時:2014年3月10日 14時

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