梵天に仕えるメイドは生理中らしい。【灰谷蘭】

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…また朝がやってきたようです


「起きて」


『ん……眠い…』


「奴( )隷なら言うこと聞いてよ」


「メイド」ね。


……起きるか。

体を起こす。



下の方で違和感が。

シーツには、血。


『ひぇっ…』


「やっちゃったね………ははっ」


『笑わないでよ…。』


経血四散事件ですね…

蘭さんもよく笑ってられるな。

血とか見慣れてるのかな？(答：YES)

まぁそんな人居ないよね…


「お風呂入んの？」


『入ってくる』


着替え(メイド服)を持って脱衣所へ向かう。


血を素早く落として、お風呂から出る。




ナプキン持ってきてない…

やばい、蘭さんに持ってきてもらうしかない。

メイド服を着て、下着と肌の間にティッシュを挟む。


『らーんーさん！！！』


「なに？」


ガラッ

蘭さんが脱衣所のドアを開ける。


『ナプキン取ってきて…。』


「なにそれ？」

もーー！！

蘭さん！


私は自分の部屋に行ってナプキンを取ってくる。


『えっ』

ベッドの上に広げられたナプキンが一つ。

まぁこれでいいか。

蘭さんは今は居ないから素早くそれを取り付ける。

なんで広げられてたんだ…？


「あー、それ？」

蘭さんが部屋のドアをちょっと開けて言う。


「女ってこんなんつけてんだな〜」


…うん

『お腹痛い』

反応が気になるから、蘭さんに飛びつく。

「？」

『痛いのっ』


蘭さんは膝に腕を当てる。


『？』


蘭さんはそのままお姫様抱っこをする。

恥ずかしい

『ちょっ、』

「軽っ、ちゃんと食べてんの？」

『ダイエットしてる』

「そんなモンすんなよ」

蘭さんはちょっと笑って、キスをする。


…かっこいい。

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