梵天に仕えるメイドは生理中らしい。【灰谷蘭】

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私は寝室へ行く。

その後ろから付いてくる人

その人はイケメンで高身長。

誰もが憧れる「旦那」って感じ。

でも中身は変わってない。

あの高校時代と似てる

というか同じ。


『添い寝？』


なんか男の人と添い寝はやだなぁ…

ベッド大きくないし…

ベッドに座って蘭さんの顔を覗く。

蘭さんは私をドサッと押し倒す。


『ひぃっ、』


「ねみぃ」


蘭さんの背中が見える。

スーツなんて着ちゃって…

紫と黒の髪をちょっと触る。


「さわんな」

『す、すいません』


好奇心で触ってしまった…

だめだめ、ご主人様に触っちゃ。

怒られるのにも無理は無い。


もう寝ようかな…

でも夜ごはん食べてないんですが…


『蘭さん？』

「…………」


寝ちゃった？！

お腹が…


空きました。

どうしよ…

蘭さんが居るから起き上がれない。

どいて〜！

背中を優しく叩く。



ポン



「…？」

蘭さんはこっちを見る。

一瞬、目が合った。

けどすぐ蘭さんも私も逸らした。

恥ずかしい…


「？」


『なんにもないです』


お腹空いたって言えば良かったのに！


なんで言えなかったんだろ…

まぁ寝ちゃえば関係ないか。


蘭さんは膝をついたまま寝てる。

痛くないのかな…

蘭さんの顔は胸辺りに埋まっている。


眠い

今日は色々したし

もう寝よ‥‥。

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