【ハイキュー×暗殺教室】音駒のマネさん。

コイツ、アレじゃね？2。 ページ6

夜久side

「取り敢えず。スポドリとか必要なもの用意するので場所教えてください」

物凄くしっかりした1年に若干びっくりしながら場所を教える黒尾。

「ありがとうございます。有希、磯貝、行こっか」
「お、おう。よろしく」


きびきびとした朝篠達が出た後に、皆思い出したかの様に息を吐き出した。

「…なあ。彼奴ら名門私立中出てんだよな、確か」

「椚ヶ丘だっけか。偏差値中学で66なんだよな」

「66！？」

頭良いとこを出て、しかも…

「今年の新入生代表は入試満点。2位、3位も平均96越えだとさ」

そう。そもそも椚ヶ丘は文武両道校として有名な私立。あの入学式の後にあの3人は凄い量の部活勧誘を受けていて、その全てを断っていた。と、いう事は…

「でかした犬岡ァ！これでウチにもマネが入った！」
「…虎煩い。でも」

あの女子2人、面白そうだよね。と言う研磨に皆ビックリ。黒尾なんか泣いてるし。

「取り敢えずサーブ&レシーブ練するぞー」
「「「ハイッス！」」」









ガラガラ…ビュン！

「あ、ヤベ。マネちゃん避けろ！」
「えっ？」

マネ達のスポドリなどの準備が終わったらしく、女子2人が帰って来た。

しかし運悪く、黒尾のサーブが神崎の方へ飛んでいき…間に合わない！

トンッ

「…は？」
「嘘だろ？」

黒尾の強烈なサーブは。

静かな音を立て。

セッターである研磨の位置に“寸分狂わず”返って来た。



誰もがその芸当をしてみせた奴に視線を向ける。

「…次やったら張っ倒しますよ、黒尾先輩」

それは、

どこからどう見ても華奢な女子である、

今年の新入生代表の天才だった。

コイツ、アレじゃね？3。→←コイツ、アレじゃね？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す