【ハイキュー×暗殺教室】音駒のマネさん。

やっと来たぜ原作！ ページ31

Aside

部員の皆をロードワークに送り出し、マネの仕事を3人でこなす。

心地良い無言の空間。

E組の時はこの無言がちょっとキツく感じてたけど、この空間の良さに最近気づいた。

最初に戻ってくるのは多分両主将。最後尾で夜久先輩が走ってたっけ。




「Aちゃんは男子部屋から帰って来れなかったね…」

苦笑いを交えた有希が話しかけて来た。さっき軽く経緯を説明したところ、大変だったね…と頭を撫でてくれた。

カップ数のくだりまでは流石に話さなかった。国見君の沽券(こけん)に関わる話だし。

「昔から面倒呼び込むのは得意だったからね」


それは得意って言わないだろ、と磯貝にまで突っ込まれる。

それもそうだね、と3人で声をあげて笑う。

澄んだ空に吸い込まれる笑い声。気持ちの良い朝だ。









もうそろそろ誰か戻って来たらしい。

1人目が見えたらゾロゾロと皆が帰って来る。

…あれ？1人足りないような…？

違和感に最初に気づいたのは有希。

「あの…黒尾先輩。研磨先輩は？」

そうか。誰か足りないと思ったら研磨先輩だったのか。…ってアレ？

「夜久先輩殿(しんがり)だったんじゃ…」

「気がつきゃ居なかったんだよ。てっきりもっと前にいるのかと」


…迷子。

「…ってちょ！何処行くんだよ！」

「研磨先輩探して来ます。黒尾先輩は左側お願いします」


ダッシュしながら律に検索をかけてもらう。…ここから500m位の所か。何で迷ったんだか。









「…日向、探したんだけど。ちゃんと周り見てよね」

「ごめん！速水さ「呼び捨て」速水！」

…何事？って…

「凛香⁉烏野でマネしてたの⁉」

「A？…アンタこそここで何してんの？」






知り合い⁉とオレンジ頭の子がピョンピョン跳ねる。貴方は一体。

「おれは日向翔陽‼バレー部1年‼」

日向君も迷子だったのか。…そうだ、当初の目的。

「研磨先輩…探したんですよ」

「ごめん…わざとじゃ無かった」

さっさと戻りますよ？と声をかけたら最後に日向君に一言。

「…またね、翔陽」

…烏野…そっか。最終日に試合あるのか。

まるで猫の様な。…ってアレ？→←かくしてこの様な状況になったのか。

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