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「Aさん!ちょっといいですか!」




私がトイレから出たとき、リエーフくんが声を上げてこちらに駆け寄ってくるのが見えた。






『リエーフくん、どうしたの?』








そしてリエーフくんが私のところに来るや否や、衝撃的なことを口にした。








「あの!Aさんの様子が変って、研磨さんたちが言ってたので俺も気になって!」



『!!』









それ、もしかして・・・さっきの試合のときに見られたのかな。




研磨だけは・・・音駒のみんなだけには知られたくなかったのに。結局、心配かけちゃうのかな。










『・・・ごめんね。声をかけてくれてありがとう、リエーフくん。』





ここでまた誤魔化すのも意味がないと思った私は、リエーフくんに話すことにした。











『・・・私ね、稲荷崎の人たちと、うまくいってなくて。きっと、私がいらない存在って思われてるから。』








すると、目を見開いて悲しそうな顔をするリエーフくん。






「・・・そんなことだったなんて知らなかったです・・・俺何も知らずに、すみません・・・!」




『いや、リエーフくんはなにも悪くないよ!ただ、私がこのまま稲荷崎にいていいのかなって悩んでるっていうか・・・』







・・・私の問題だっていうのに、反応に困ることを言ってしまってむしろ申し訳なくなる。







だけどリエーフくんは「はっ!」と思いついたように言って、笑顔で私を見た。
















  

「それなら、うちに戻ってくればいいじゃないですか!!」









・・・ストレートに、すごいことを言われた。

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水無月のぞみ - 私的には音駒か梟谷に行って欲しかった! (12月1日 16時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
クリームうんちょ - すごく心残りがないお話でスッキリしました!!!!!お疲れ様です!!良い作品でした!! (2022年1月5日 15時) (レス) @page31 id: 64d596bd65 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 完結おめでとうございます (2020年6月20日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
- 以前読ませて頂いたのですがとても素敵でした!更新待ってます! (2020年6月12日 23時) (レス) id: 96098a2a12 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 白布くんかっこいい (2020年6月12日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小林 | 作成日時:2020年6月4日 19時

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