王さまの真実（第二話） ページ23
涙side
佐賀「よし。行くか」
涙「行くって、、どこに？」
佐賀「弓道場」
涙「？！！」
佐賀「お前の場合、口で説明するよみ見たほうが早そうだ」
涙「見るって一体…？」
佐賀「…見たらわかる。ほれ、行くぞ」
保健室を出ていった先生に急いで追いつくように足早に保健室を後にした。
弓道場。
部員さんはいないみたい。
涙「ここが…弓道場」
佐賀「そ。……蓮見は、、と。……いないか」
涙「……？先生」
佐賀「どしたー？」
涙「なんでここ赤くなってるんですか？」
弓道場の的を射るために少し競りだした場所。その板の裏側が少し赤くなっていた。
血、みたいな
佐賀美side
涙「猫だぁぁぁ！いやぁぁぁぁ無理！可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃ」
リトル・ジョンを気に入った様子の涙
佐賀「そいつはリトル・ジョン。今回のお話に深ぁく関わる」
涙「大きいのにリトルなの？？」
佐賀「名付け主の感性だな」
涙「…面白い人」
ひょい、とジョンを抱き上げ膝の上で喉をならすジョンを優しく撫でる涙。
佐賀「……さっきの話だけどな」
涙「レオさんの話ですか？」
佐賀「あぁ」
「そこにいるリトル・ジョンは元ノラだったんだよ。」
佐賀「一年前、見つけた月永が保護してたんだ。瀬名泉と二人でな。」
涙「瀬名…泉………。」
佐賀「でもある日、ジョンが不良にオモチャにされてな……。」
「ジョンを助けようとした月永が逆に不良のターゲットになった。」
「殴られ、蹴られ、罵られ……。ジョンを庇いながら弓道場を逃げ回った。複数人と月永。しかも＋α猫。どちらが有理だと思う？」
涙「……複数人。不良ならケンカ慣れもしてるだろうから尚更ですね。猫も庇う…。それだけでも相当体力消費ですよ」
佐賀「そ。………んで、とうとう月永の体力は尽きた。そん時に転んで打ったのか、不良にやられたのかは不明だけど、血が流れるほどの乱闘がここであってな……。」
「保険医やってる俺でもゾッとした。不良は逃亡。」
「当時の３年が月永を見つけたときには腕の骨が折れてた。その状態で自分から流れた血で五線譜を書いてたんだと。」
涙「…………レオさんに怪我をさせた不良は？」
佐賀「探したが…結局見つからなかった。被害届も月永自身が嫌がって出してない」
涙「っ……そのケガのせいでレオさんが壊れて 佐賀「ハッキリとは言えないけど、まぁ一理あるだろうな」
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悠希(プロフ) - 吹雪さん» 吹雪様嬉しいコメントありがとうございます〜！(´；ω；｀)凛月くんカッコイイですよね……！！分かります！これからも更新頑張らせていただくので、この作品をよろしくお願いします (2017年8月19日 9時) (
レス) id: 01b9eac922 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪(プロフ) - いつも楽しみに更新を待っています。大変だとは思いますが頑張って下さいね。凛月君が大好きなのでこの小説は嬉しいです。 (2017年8月17日 8時) (レス) id: 4c6b2a6bdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠希 | 作成日時：2017年8月3日 22時
