動き出した針と止まったままの針(第一話) ページ18
涙side
涙「えっと…。突然呼び出してごめんなさい…。皆仕事とかあったのに…」
零「可愛い妹の頼みじゃ。断る訳がなかろう」
父「それで…聞いてほしいことって?」
涙「…………高校に…学校に行きたいの」
凛月・父・零「?!!!」
涙「今更無茶だってことは十分わかってるけど…。自分でどこまでやれるか試したいの。
……甘えてばかりじゃ、………嫌だ」
父「勉強はどうするんだい?高校受験にら第一に筆記試験を突破したとして面接試験があるんだよ?いきなりで大丈夫?」
涙「!そ、それは……」
勉強はりゅーじさんに教えてもらえる。
でも…。将来必要な「コミュ力」は教えてもらえない…。自分で身につけるしかない。
父「……今までの生活を続ける手だってある。少しずつステップアップしていくべきじゃないかい?」
涙「…確かに私にはその方がいいのかもしれない…。でも私は“普通の高校生”になりたい!普通に勉強して、友達を作ってはしゃいだり、ケンカしたり…。キラキラしたい!!」
涙「私はずっと一人が怖い。今も怖い…。でもりつやれーくんがこの家を出ていったら、私は結局一人になる…。だったらちゃんと今から一人を怖くないと思えるようになりたい」
凛月「……俺は反対はしないよ」
涙「りつ…!」
凛月「涙が初めてこんなにやりたいこと必死にアピールしたんだもん。頑張ったご褒美として挑戦する権利ぐらいいいんじゃない?」
零「我輩も凛月と同意見じゃ。」
「…我輩はアイドル業界に本格的に腰を据えるつもりじゃ。アイドルは多忙…。
いつ、どんな時に帰ってこれるか分からない。
その不安に晒す方が涙の身の為になるとは思えん」
父「凛月…零…」
ため息をついたとーさん。
…………やっぱり駄目かな。
「………分かった」
「ただし、高校は3年間通うこと。中退は半端な理由なら許さないよ」
涙「!じゃぁ…!」
父「受験を許可しよう」
涙「やった…!ありがと…!とーさん」
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悠希(プロフ) - 吹雪さん» 吹雪様嬉しいコメントありがとうございます〜!(´;ω;`)凛月くんカッコイイですよね……!!分かります!これからも更新頑張らせていただくので、この作品をよろしくお願いします (2017年8月19日 9時) (レス) id: 01b9eac922 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪(プロフ) - いつも楽しみに更新を待っています。大変だとは思いますが頑張って下さいね。凛月君が大好きなのでこの小説は嬉しいです。 (2017年8月17日 8時) (レス) id: 4c6b2a6bdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠希 | 作成日時:2017年8月3日 22時