153話 ページ9
「何でって……そりゃ、皆が私のこと話してて、春奈ちゃんがデータの魔女を勧誘したいって言ってたから」
「あの状態で？」
あの状態、とは。
魔女の話をしていたからか。いや、私ぐらいが別にチーム内に入ったところで影響を与えられるくらい彼等は弱くないだろう。
それに兄さんがいるし。兄さんがいるし。兄さんがいるし。これ以上の理由が必要か。
「あんな……みんな知らないとはいえ、嫌な噂話されてる中で、お前が出なくてもいいだろ」
「……チームが混乱するから？」
「はぁ？」
成る程、と頷こうとしたら精一杯疑念が詰まったはぁ？を返された。
え、ちがうの？でも彼等って宇宙人と戦ったり戦争止めたりするんだし、私が入っても影響別に与えられなくない？
私に他意がないと分かったのか、はあと溜息をついた。なんかごめん。
「守も、俺たちも皆、お前を心配してるんだ。……辛いだろ。あんなこと、言われたら」
「えっ」
心配。それが電気信号として脳内を駆け巡り、情報として中枢に伝達され、ここでようやく話を全て把握する。
「……まじか」
「いや、マジかじゃないだろ。口調崩れるほど意外だったのか？」
呆れたように見る風丸君。
え、兄さん私のことあんな気にしてくれていた上に、そうやって心配までしてくれてたの？全人類の中でもトップクラスに良い兄じゃない？一生推そう。
でも普通はそうだ。確かに、客観的に見れば当たり前のことである。
悪評が蔓延っている妹の目の前のチームメイトにその悪評を知らずに言っている。
あれ、こうやって文字に起こすと本当にシリアスっぽい。私がその妹じゃなければ。
「いや、あれは噂話のせいだし。しょうがないよ」
そうか。
完全に兄さんとチーム主軸で考えてたから、兄さん側からの私への対応を考えていなかった。原作を意識に置きすぎたのだ。
こうやって考えれば一瞬で答えに辿り着けるのに、この頭脳を使う私が凡人なせいで変な所把握出来てない。うーん所々凡人ムーブが。
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黒牡丹(プロフ) - 焔さん» 好みと言っていただけて本当に嬉しかったです。書けないことになれば、とにかく頭の中に思い描いていたネタだけでも箇条書きにしてでも投稿はするつもりです。嬉しく優しいお言葉、本当にありがとうございます。 (2020年7月23日 12時) (
レス) id: 51616291f0 (このIDを非表示/違反報告)
焔 - 黒牡丹さん» レスありがとうございます。黒牡丹様が帰ってきてくださって、今の心境を教えてくださっただけでも嬉しいです。ありがとうございます。 (2020年7月14日 22時) (レス) id: 3ce071c9ce (このIDを非表示/違反報告)
黒牡丹(プロフ) - 焔さん» コメントありがとうございます。お話の続きを私自身が書くのは無理だと悟ってしまいました、申し訳ありません。なんとかして、彼女の物語を完結させたいと思います。どうか、よろしくお願いします。 (2020年7月13日 12時) (レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
黒牡丹(プロフ) - 夜さん» コメントありがとうございます。何度もコメントしてくださっていたのに、本当に申し訳ありません。私の手から離れるかもしれませんが、それでも一度思い描いた物語として皆様の元に届けたいと思っています。読んで頂いて、本当にありがとうございます。 (2020年7月13日 12時) (レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
黒牡丹(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます。こんな形でのコメント返信申し訳ありません。せめて、物語として皆様の目に触れるようにしたいと思います。 (2020年7月13日 12時) (レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
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