11話: 守君は通常運転 ページ12
さて、干渉するかどうか、するとしてもなるべく慎重に干渉しなければいけない。
いやまぁ主人公の家にお邪魔している時点でどうなのって話になるかもしれないけど、今は原作の四年前だし多分セーフ・・・だと思いたい。
だが、目の前で風丸を拝めるのだ。私個人としてはすごく見たい。
・・・よし、行こう。
「リコ、サッカーしないのか・・・？」
そう決意を固めたところで、不安げに守君が見つめているのに気づいて慌てて答えを返す。
「あ！いや、違うの。あんまり運動得意じゃないから、サッカー出来るかなって思っただけで、良いんならやりたいけど・・・良いの？」
すると花が咲くみたいにぱぁあと、笑顔を浮かべた。
守りたい、この笑顔。
「もっちろん！じゃあリコ！空きちんトコまで競争だ！」
「えっちょ・・・待って！」
了承するやいなや、サッカーボールを抱えて守君は飛び出して行ってしまった。
それほど嬉しかったのかどうかは分からないけれど、とにかく初めて行く人がいるのに先飛び出して行っちゃうのはどうかと思うよさすがに。
慌てて追いかけるも今の身体能力じゃ土台追いつけず、途中でバテてる私に気づいてゆっくり走ってくれていたのはまた別の話だ。
○○○○○○○○○○○○○
「おーい！かぜまるー！」
「おそいぞー円堂ー！」
「ははっ、わりぃわりぃ。話してたらおそくなっちゃって。」
「あれ、その子は？」
風丸である。まごう事なき風丸である。
青くて長い髪は後ろでまとめていて肩にかかるぐらで、その髪は動くたびにサラサラとなびいていて、思わず目を奪われる。
顔立ちはまだ小学生なので、目は大きく、愛らしい顔立ちで、守君の相手を安心させる顔立ちとはまた違った感じの紛う事なきイケメンである。
「さいきん家に住んでるリコだ！なんか色々あってあずけてるんだってよ！」
「へぇ、そうなのか。」
すると、私の前まで歩いてきて、すっと手を出してきた。
「おれは風丸一郎太。リコ、でいいのか？よろしくな。」
「ええと、こちらこそよろしく。風丸君・・・でいいんだよね？うん、リコで構わないよ。」
こちらも手を差し出して握手する。
なんというか、原作キャラと握手してるって感慨深い。
液晶越しだった彼らがこう目の前にいると、これはこれで変な感じがする。
一通り自己紹介などを終えたところで、守君がボールを掲げて笑って言った。
やっぱり、イナズマイレブンだ。
「二人とも！サッカーやろうぜ！」
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黒牡丹(プロフ) - カノンさん» 遅れてすみません、コメントありがとうございました。鬼道さんは私もとても大好きです。なんとかくっつくところまでは。 (2020年8月11日 22時) (
レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
カノン - はじめまして！私も鬼道さんが大好きです！続きが楽しみです！ (2019年9月25日 10時) (レス) id: e557ed7412 (このIDを非表示/違反報告)
黒牡丹(プロフ) - 美怜さん» 行間ですか……。やっぱり結構開けた方が読みやすいですか。ちょっと書き方見直してみますね。表現力があると言ってもらえてとても嬉しいです。こうやっての人からの評価って貴重なので、今後の参考にさせていただきます。ありがとうございました！ (2019年5月21日 22時) (レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
黒牡丹(プロフ) - 美怜さん» ほむほむ、成る程…コメントありがとうございます！設定は割と初期段階で決まってて簡単に決めたので、そう言われると何だか不思議な気持ちですねえ。実は他の小説ってあまり読んでないので、設定の良し悪しあんまり分からないのでそう言ってもらえるとありがたいです。 (2019年5月21日 22時) (レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
美怜(プロフ) - 2つ目は…そうですね、行の間が少し狭いと感じました…。少々狭くて読みづらいと私は個人的に感じました。ですが、文の表現力はとてもあったと思うので、行を開ければとてもいい作品だと思います！！ (2019年5月20日 21時) (レス) id: 249a1a4653 (このIDを非表示/違反報告)
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