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29.弾丸 ページ29
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渾身の力で投げた、真田のボールは
「カハハハハハハ!!」
弾丸のような速さで、まるで地面と平行みたいな弾道で、
フェンスを越えた。
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嵐のような轟親子が去った後、
私は、グラウンドで手を握る真田に声をかけた。
『さなだー?』
「…………………アツすぎだろ、」
『…へ?』
「やっべー、背筋震えた」
何度も手を開いて閉じて、
嬉しそうに真田が笑う。
「こんなやつが入ってくんのかよ、…やべーわ」
ひとふりのスイングが、
彼の人生までも、変えてしまったことを、
彼らは知っているのでしょうか。
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「そーいや望月の言ってた車が3つって…」
『まだ覚えてたの?!』
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作者名:すた | 作者ホームページ:
作成日時:2015年12月6日 0時