138.一緒 ページ9
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なんだか重たい沈黙が続いてたけど、それを破ったのは、
「…あれ？またお前ら一緒？」
「おーす」
『平畠ーーー！！聞いてよ平畠ーー！！』
うちのキャプテンでした。
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「…はぁ。つまり、成宮と付き合ったと」
『いや、だから付き合ってない』
「だよなーそう思うよな平畠」
なんだかんだで3人で議論。
私の話題で時間使わせるのは申し訳ないけど、普段あんだけ一也とのこと馬鹿にされてきたし。
このくらいの相談乗ってくれていいと思う。
「しかし御幸の浮気相手がまさかの教師とは」
「エロゲかって感じだよな」
『だから浮気じゃない』
「それもういいから」
いやーさすがイケ捕とか言いながら2人は笑ってる。
もう笑い話にもできる。人にも涙を浮かべずに話せる。
もしかしたらそれは、…あの時泣かせてくれた鳴のおかげかもしれない。
「そういや青道のベンチにすっげぇ巨乳のメガネ美人いたよな」
「いたいた。増田がタイプだって。望月、その人であってる？」
『…合ってますが何か』
そう言うと、じとーっと私の胸元あたりを見て、ふうと2人は息をついた。
「まあ仕方ないよな、急に成長するわけもなし」
「望月、世の中には貧乳好きというカテゴリがあるからさ」
『…死んでくれないかな』
なんかもう無意味な気がしてきた。
どうせ私は胸も普通ですよ。標準ですよ。
そう睨んでいると、笑いあっていた2人のうち、真田が私を見ながら言った。
「こいつまだ御幸のこと好きなんだってよ。なんとか言ってやってよキャプテン」
『私中2から片思いしてんだよ？！別にいいよねキャプテン？！』
2人で平畠を質問攻めにすると、彼はんー、と唸ってから、あっさりと口を開いた。
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作者名：すた | 作者ホームページ：
作成日時：2016年2月16日 17時
