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154.ベタ ページ25

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いろんな人に、…一也とのことを相談した人たちには、

もれなく鳴とのことを報告した。



その反応は、私の予想と反して、

全員一致の「いいんじゃない?」だった。









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「またベタベタのを…」


『こーゆーの夢だったの』


「あー、お前好きそう」





パキッとパピコを二つに割って、半分こ。




2人で公園のベンチに座って、春のひだまりの中、2人でおんなじアイスを。






「どう?2倍おいしい?」


『んー?』


「恋人といると、2倍になるって言うでしょ」






鳴が、アイスを持ってない、私の反対の手を握る。






「幸せ2倍、楽しさ2倍、ってことは、うまさも2倍」


『パピコはパピコだよ。それ以上にも以下にもなりません』


「なるんだなぁ、それが」




そう言いながら空いてた距離を縮めてぴったり、鳴が私の隣に座る。



ふたつの制服。違う制服。



稲実の制服は、やっぱりめちゃくちゃかっこよくて、


それを着こなす鳴はズルい。






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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 成宮鳴   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:すた | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年2月16日 17時

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