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｢バレたかと思った｣
彼女の姿が消えると同時に全身を走っていた緊張感は抜け、大きな音を立てて椅子に崩れる。それから作業に戻ろうとパソコンを開く。しかし幾ら羅列した文字を眺めてもさっきまでの気合いは一切戻ってこなかった。
休憩にしよう。
青く光る画面に並ぶ数式を画面から消す。すると彼女の昼休みの幸せそうな笑顔が一面に現れる。つつましくも愛らしい彼女のほほ笑みに荒れていた心はいつの間にか落ち着きを取り戻す。
それから数分後、僕はようやく画面から目を離す。置きっぱなしだった彼女のノートを丁寧に机の上に並べるとベッドの下からある物を取り出す。
取り出したのは僕の身長より小さめな抱き枕だった。
自分の体にフィットする抱き枕には彼女の寝ている姿がはられており、彼女の唇辺りに僕は優しくキスを落とす。
ベッドの隣にあるロッカーの扉を開けるとそこは彼女のフィギュアと彼女の写真が教壇のような物に奇麗に飾られていた。ご飯を食べている最中、頑張って勉強しようとして寝落ちた場所、ゲームがうまくいかず泣いている場所。
これらの写真は全て僕の宝物だった。
｢A……｣
そこに枕元にこっそり隠しておいた彼女の好物の金平糖を備え、抱き枕と一緒に教壇を眺める。
きっと僕が本当はこんな事をしてるなんてバレたら嫌われるだろう。
｢君は僕の神様そのものだ｣
だからどうか永遠に気づかないで。
君のためならなんだってする。命だってかけられる。だからどうかこんな薄汚れた汚い僕に気づかずずっと側にいて。
例え使い勝手の良い人形でも構わないから。
崇拝系ヤンデレ……イデア・シュラウド
ラッキーパーソン
エース・トラッポラ
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セイラ - さいこうです。好きですっっっっっっ、うちもイデア推し (5月13日 21時) (
レス) id: 0a2eee8487 (このIDを非表示/違反報告)
ブライド - 突然失礼します！リクエストしていいですか？オルト君のヤンデレをお願いします… (2020年6月12日 19時) (レス) id: 3d8c2e90f5 (このIDを非表示/違反報告)
夜霧皐月(プロフ) - 多毛林さん» ありがとうございます！先程続編を作成させました！応援して下さり本当にありがとうございます！書いてる身としてとても励まされます！これからも読んでいて楽しいと思えるような作品が作れるよう頑張ります！ (2020年4月19日 1時) (レス) id: 9e4a1e2f47 (このIDを非表示/違反報告)
夜霧皐月(プロフ) - ラムさん» ありがとうございます！これからも皆さんが読んでいて楽しいと思えるような作品が作れるよう頑張ります！ (2020年4月19日 1時) (レス) id: 9e4a1e2f47 (このIDを非表示/違反報告)
多毛林 - 同じく続編楽しみにしています。これからも更新頑張って下さい応援してます！ (2020年4月19日 1時) (レス) id: cbaa155769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜霧皐月 | 作成日時：2020年3月26日 22時
