2.先の先まで ページ3
彼女がポカンとした表情になる。
そりゃそうだろうな、幼馴染に忘れられてるんだから
『私だよ?笹田A!』
わかってる。ちゃんと覚えてるよ何もかも
でも今はダメなんだ。
せ「だから知らん言うとるやろ」
すると、彼女は一瞬だけ泣きそうな表情を見せ、すぐに笑顔へと戻った
そして、明るめのトーンで俺にこう言った
『急にごめんね?小学校の時同じクラスだったんだ!』
なんでそんな嘘をすぐつけるの?彼女の飲み込みの速さには相変わらず目を疑う
せ「へえ、そうだったんか。影薄そうやから気づかんかっただけかもな」
『あははー』
わざと嫌われるようなことを言っても、乾いたように笑うだけ
『じゃあまたね』
そんな風にまるで何事もなかったように去ろうとする。
せ「ちょっと待って」
俺はそれを引き止めた。
これで帰したら、また話しかけに来てしまうかもしれない
せ「俺お前みたいなやつ嫌いやから近づかんといて」
そういうと、さすがにグサッと来たのか首を縦に振るだけだった
いっそのこと、俺の事[大嫌い]って遠ざけてくれ
さ「……ラ、センラ!」
しばらくボーっとしてると、坂田から名前を呼ばれた
せ「あ、ごめん。」
う「それより、あの子なんなんだよ」
せ「……とりあえず教室行ってから」
俺ら4人は1-1の教室に入り、とりあえず俺の席に集まる
まりあがAに話しかけていたが、それは後で問おう
せ「あいつは俺の幼馴染。まあ幼稚園から小学校までだけど、家も隣なんやけど……」
疑問に思ってるであろうことを1つずつ解決していく
せ「一番仲良かったんよ。だから、わざと遠ざけたっつーか」
し「なるほどな」
う「それなら分かった」
すぐに志麻君とうらたんは理解してくれる
ただ坂田1人だけきょとんとした顔をしてる
さ「遠ざけなくても、何かされたら守ればいいんやないの?」
せ「……それよりも遠ざけた方が確実や」
さ「んーでも」
これ以上話しても埒が明かなそう
先生「入学式始まるぞー」
そう思った時、担任が呼びに来た
さ「あ、行かなきゃならんか」
とりあえず諦めてくれたみたいで良かった
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そしてコメントをくださった「彩華ぴあの」さん、「だっち」さん、「ゆうり」さん
ありがとうございました!
日替わりのほうでコメントくださった「ゆき」さんありがとうございました!
投稿1日目から本当にありがとうございました
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ぺるはむ - だっちさん» 毎回ありがとうございます……祝っていただけてとても嬉しいです! (2020年3月15日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
だっち(プロフ) - 完結おめでとうございます!!新作も読みにいきますね!!!!!! (2020年3月15日 7時) (携帯から) (レス) id: 7167dc6512 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - イキリチビタヌキの嫁さん» ありがとうw名前に目が行っちゃうわw (2020年3月14日 20時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 彩華 ぴあのさん» いつも読んでくださってありがとうございます!センラさんをかっこよく書けていたようで安心しました…… (2020年3月14日 20時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
イキリチビタヌキの嫁 - 完結おめでとー! (2020年3月14日 19時) (レス) id: 97832db026 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺるはむ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/perurisu/
作成日時:2020年2月1日 19時