とーとつコーナーpart2【苦手なモノ】 ページ7
全ての始まりは、樋口のこと言葉
樋口「そう言えば、A嬢って、苦手な物とかあるんですか?」
長椅子で紅茶を飲むAに樋口が何気なく問いかけた
A「苦手なモノですか?」
銀「【そう言えば、好き嫌いとか無いね】」
いつの間にやら書いた紙を銀が掲げる
A「私だって人間です。苦手な物の一つや二つはあります」
立原「え!?マジで!?」
A「どうして其処を疑うのですか…」
身を乗り出す立原に半端呆れた表情のA
広津「普段A嬢は、完全無欠な雰囲気だからではないかね?弱点が我々には思い浮かばないのだよ」
A「広津さんまで…兄様も何か言ってください」
そう言いAが振り返ると、何故か芥川も期待を込めた眼差しで此方を見ていた
A「…はぁ…分かりましたよ。言います。私の苦手なモノ、と言うか嫌いなモノは虫と無駄な労働です。これでよろしいですか?」
立原「虫と…」
樋口「無駄な労働…?」
復唱する二人にAは頷いた
A「まず虫、アレは生理的に受け付けません。蝶ならまだしも、幼虫となると別です。無理です。見えた瞬間に逃げます。まあ、主に虫全般は無理ですので、虫を付けた状態で私に会いに来ないでください」
早口で一気に言い切った。そしてもう一度息を吸うと
A「次の無駄な労働、時間の無駄は嫌いです。不安なら確認してから報告書を書けば良いものを、態々書いてから確認して来る構成員がいます。本当に勘弁して欲しいです。注意してから、もう一度書き直して印刷…時間の無駄です。そして、首領の為にエリス嬢を説得するのも本当に何とかして欲しいです。私は早く任務に行かねばならないのに…」
思ったよりも、現実的だった
樋口「じゃあ逆に、好きなモノは何なんですか?」
A「そうですね。沢山有りますが、強いて言うのであれば…貴方達の事は好きですよ。勿論、此処には居ない、皆さんも…ね?」
最後の爆弾に、その場が和む。今日のポートマフィアはとっても平和であった。
172人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» ありがとうございます!頑張って復活します! (2023年2月6日 14時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - お元気でしたか?再開を楽しみにしています(^^♪。 (2023年2月6日 12時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - ビヒビさん» ありがとうございます!第一号が私の作品で嬉しいです!モチベ下がりやら、リアルでの多忙やらで更新滞っていますが頑張ります!!コメントありがとうございました! (2022年1月13日 21時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ビヒビ(プロフ) - 始めまして!最近文ストに沼った新規です!頑張って漫画とアニメを見ます!始めて文ストの夢小説に出会った作品なので、更新頑張ってくださいっ! (2022年1月13日 2時) (レス) @page10 id: a1ac9577c6 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» お久しぶりです!文スト4期の制作が決定したと聞き気合いで更新しました笑リアルがごたついている作者ですが、また少しずつでも皆さんにお話を届けられたらと思います! (2021年11月8日 7時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りんりん | 作成日時:2021年1月9日 23時