【文スト】 光の少年と闇の少女

十五話、テロ ページ21

〜執務室〜

Aがこの前の任務の報告書を作成していると

芥川「失礼する」

芥川が書類を持って入ってきた

A「兄様、如何なさいました？」

芥川「書類の確認だ。そして明日の爆破テロ、鏡花を使う。それを言いにきた」

芥川の言葉にAは思わず椅子から立ち上がり

A「…！鏡花を？」

一瞬慌てた物の、すぐに落ち着きを取り戻し再び椅子に座り確認を取った。そして芥川は頷くと

芥川「然り。人虎の乗る列車に合わせ梶井そして鏡花を乗せ夜叉白雪でテロを成功させる。爆弾はもう完成したそうだ」

その言葉にAは頷くと

A「…そうですか…ここで探偵社に大手を掛けなければ取引は解消される…そして、人虎を捕まえることは不可能になってくるか…」

Aが考えていると、芥川は

芥川「尾崎幹部に許可を取るのに苦労したが…必ず成功させる」

そう言った。Aも

A「はい、もしかしたら、此処がもう期限最後の捕縛可能期間になります」

A(もしかしたら…その時に鏡花が光に行くきっかけが出来るかもしれない…)

その時、Aの携帯が震え始め誰かからの着信を告げた

A「はい」

鏡花「見つけた」

着信主は鏡花だった。Aは

A「分かりました、夜叉白雪、その男を捕まえてください」

Aがそう指示をすると、異能の発動を確認したそして電話の向こうから

太宰「これは不味い…」

そんな太宰の呟きが聞こえた

A「先ずは…一人…兄様」

芥川「何だ」

A「鏡花が太宰さんの捕縛を成功させました」

龍之介「…！」

Aの言葉に反応する芥川。だが

A「ですが行くのはテロが終わった後です」

そう制された。芥川は頷き

芥川「承知した」

A「では、テロの後の作戦は私に任せていただいても？」

Aがそう聞くと

芥川「分かった」

そう言い、芥川は出て行った

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