【文スト】 光の少年と闇の少女

十八話、偽りの作戦 ページ25

Aは執務室で、鏡花が光に行った後の事を考えていた

A(…もし、私が鏡花を唆し、光に行かせた事がバレれば私だけでなく鏡花まで処分させる…失敗したら、探偵社へ潜入させる…と、言う理由で、処分は免れる。後は…連れ戻しに行く構成員に探偵社が勝てば…これが一番です)

この作戦を思いつくまでに、百以上の作戦を練っていた。そしてその作戦を報告書に纏めると、首領室へと向かった

〜首領室〜

森「成程…確かにこれは効率の良い作戦だ。仮に失敗しても人虎捕縛のチャンスを作れる。よし許可しよう。そして、明日のテロは、君に証言を頼みたい。出来るね」

森がそう言うと、Aは頷き

A「はい、畏まりました」

Aの返事に森は満足そうに頷くと

森「頼んだよ。私も君をあの成金達に渡すのは、考えただけで虫唾が走る。」

Aは静かに頷くと

A「失礼致します」

そう言い、首領室を出て行った。一人になった森は、引き出しにしまってあった手紙を取り出すと

森「A君は絶対に渡さない。彼女は我々ポートマフィアにとって欠けてはならない存在だ。それも、太宰君以上にね」

そして森は手紙を握り潰した

森「却説、我々もそろそろ動かなければね」

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