【文スト】大人びている少女、武装探偵社にて奮闘中

十二話 人生万事塞翁が虎 ページ14

敦「え？報酬…？報酬って…」

Aに報酬と言う言葉を出され、揺れる敦だがハッと我に返った様に

敦「いやいやいや、そんな物じゃ釣られませんからね！」

後ろを向いて、言い切った。と思いきや

敦「ち、因みに参考までにお聞きしますがその報酬と言うのは…」

矢張り気になったのだろう。しかし太宰は既に何処からか電卓を取り出し、色々釦を押して敦に見せる

太宰「これくらい♡」

恐る恐る電卓を見た敦は

敦「ギョッ！？！？！？」

この時二人は思った

二人((あ、ちょろい))

何とも失礼な二人組であった

〜倉庫〜

場所は打って変わり、十五番街の倉庫に来ている三人

敦「太宰さん…何を読んでるんですか？」

薄暗い倉庫の中で、何かを読んでいる太宰に敦が問いかけた。それに対し太宰は

太宰「往い本」

と、一言言った

敦「こんな暗い中でよく読めますね…」

流石の敦も苦笑いで呆れている、しかし太宰は

太宰「目は良いから。それに、内容は全て頭に入ってるし」

その返答に

敦「じゃあ何で読んでるんですか？」

ごもっともだったが

太宰「何度読んでも往い本は往い」

気にせずに読み続けている、その反応に

敦「…」

遂に敦も何も言わなくなった。そんな敦の代わりに

A「無駄です。敦さん」

先程まで月を見ていたAが声をかけた

敦「え？」

完全自 殺読本を読んでいるのは何時もの事で

A「太宰さんのあの愛読本と彼を引き離すのはどんな物でも不可能ですからね」

青と赤、そして紫のビー玉を月明りに照らしながら敦に言うA

敦「どうしてビー玉？」

小さな声で言った心算だったのだろうが

A「青いビー玉は兄から、赤いビー玉は、私の師匠の一人、紫のビー玉は…大好き“だった”人から貰った物なんですよ。これは何時も、肌身離さず持っていますね」

そう言い終わると、Aはビー玉を和柄の巾着袋に入れ、懐にしまった

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作者「やっと更新が出来た」

A「何をサボっていたんですか」

作者「だって体育祭なんだもん今週」

A「それは貴女が学生である限り付き纏う行事でしょう？泣言を言わずに更新してください」

作者「う〜…皆さん！些細な事でもいいので、コメントしてくださると嬉しいです！近くにね、文スト好きの友達はいるんだけど…うん…話し足りないんですよ！コメントで、作者とお話ししてくれたら、とても嬉しいです。亀更新ですが、頑張りますのでよろしくお願いします！」

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