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君の消失2 ページ3

「なぁにって…キドはキドだよ」

「?」

マリーは首をかしげたあと再び編み物に視線を落とした。
何の冗談だよ…まるでキドのことを忘れてるみたいじゃないか

「あっ!カノさん!」

不意に呼ばれて顔をあげると案の定僕を呼んだのはキサラギちゃんだった。

「あ…あぁ、キサラギちゃん!キド見てたりしないかな…?」

「……?どなたですか?あっ、猫ちゃんとかですかね??」

嘘だろ?

「キサラギちゃん…それ冗談だよね?」

「へ?いや本気ですけ…ど…」

「………」

嘘…だよね?冗談だよね?
皆僕を騙そうとしてるんだよね?

「キサラギちゃん、メカクシ団の団長は?」

「ぇ?なんですか急に…」

「団長はセトだよ!」

キサラギちゃんの言葉に被せる様にマリーはキドではない、セトの名を呼んだ。
可笑しいよ…だってメカクシ団の団長はキドの筈。
皆、嘘にしては手が込みすぎてるよ…

「カノさん大丈夫ですか…?顔色悪いですよ?」

キサラギちゃんが心配そうに僕を見る。
そりゃ、朝からキドを見ないわ、皆知らないふりをするわで気分も悪くなるよ…

「ありがとうキサラギちゃん。ちょっと僕部屋で休んでくるよ…」

僕は自分の部屋へ……ではなく、キドの部屋へ向かった。

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mirry - つぼみは大丈夫なのでしょうか?不安&ドキドキです。 (2016年2月13日 17時) (レス) id: 77264d333c (このIDを非表示/違反報告)
スカイ - 早く続きが読みたいです! (2015年4月3日 15時) (レス) id: bac266e34f (このIDを非表示/違反報告)
珠紀 - めっちゃ面白いです!続きお願いします! (2015年3月12日 18時) (レス) id: 51b3d3f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
未來@リリース(プロフ) - ぷるっぷー*さん» 返信遅れてすみません>< 私なんてまだまだですが、コツといったら頭の中でその情景をしっかり思い描く事ですかね; 上手く説明できなくてすみません; (2015年1月26日 23時) (レス) id: 4fd6922d31 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるっぷー*(プロフ) - 面白いです!!!めっちゃ感動しました。更新がんばってください!あと、どうやったらこんな素晴らしい小説ができるのでしょうか……。教えてくださいm(+_+)m (2015年1月9日 17時) (レス) id: 70fa77ef29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリース | 作者ホームページ:http://え"←  
作成日時:2014年10月4日 22時

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