昼時 ページ6
A side
ut「A、ほんま、ごめん！」
『……何について謝ってるの？』
屋上で弁当を食べようと思ったら鬱先生が急に謝って来た。
ut「前世の事も含めて俺の失態を謝ります…！」
『……今世の事は別に気にしてない。』
ut「前世の事はやっぱ許してくれんか…」
『もう許してる』
ut「え？」
『もう許してるから。…さっき、彼奴に言ってくれてありがとう。』
はっきり言って、有難かった。
私がキレてたら彼奴の顔面が変形するまで殴りまくってたと思うから。
ut「…Aが…俺に、デレてくれたっ…！！」
『……キモ』
お礼を言われて感激の表情を浮かべる鬱先生。
お礼くらい普通に言うでしょ！？
なんでこうなるのこの人は…
ガチャ
tn「A、調べて来たで。」
『トントンさん！』
トントンさんがやって来た。
元々はトントンさんと一緒に昼食がてら切羽の前世について話そうと約束していたのだ。
『ありがとうございます。…どうでしたか？』
tn「間違いあらへんわ、彼奴は《ダリカ》や。」
やった！これで、気兼ねなく復讐が出来る！！
ut「誰がダリカやって！？」
『切羽の前世がダリカ。鬱先生は知ってるよね？私を殺した人』
ut「トントン…お前、言ったんか。」
tn「またAに何かあったら嫌やからな。」
へー、みんなで私にだけ秘密にしてたんだ。
私だけ仲間外れだったんだ〜
『トントンさん。ありがとうございます。』
tn「前世の記憶が昔はあったらしい。でもだんだん薄れていった。5歳の頃、自分はダリカだと言ったらしい。言動もどこか子どもらしくなく、気味悪がった両親が親戚の家に預けた。……で、今になって記憶が完全消去されて両親の元に戻り、ここに転校してきた。」
『記憶は無いんだ…』
ちょっと残念だな。
だって私を殺した事、覚えてないんでしょ？
ut「これ生徒会役員全員に共有してええか？」
『良いよ。その代わり、私の復讐に付き合ってね？』
tn「勿論や。」
ut「みんな絶対手伝うで？」
『ありがとう。』
良かった。
私は一回全てを失った。
そう思ってた。
でも、まだ少なくとも信頼出来る仲間は居る。
そう思うと安心した。
tn「じゃ、飯食おか。」
『あ、そうですね。』
この後は楽しく3人で昼食を食べた。
○ ○ ○
愛姫 side
何で？何で私を拒否するの？
運命なのに。
何で？
あのおんなに騙されてるのに。
……はやく、潰さなきゃ。
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冷兎 - 全部いい(？)ENDでよかったぁぁぁ！！！ (2021年8月15日 9時) (
レス) id: 3cae246b7c (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - ↓書いたときに見えてなかったから書き直したら２つ出たからひとつ消していいですよ (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - 栄養失調さん» 7月20日辺りまでは完結でしたよ(小声) (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - 栄養失調さん» 7月20日辺りまでは完結でしたよ(小声) (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
栄養失調 - 狐さん» 完結では無いですよ、更新停止中ですよ(小声) (2019年8月1日 20時) (レス) id: 3967b4b60c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鯨 | 作成日時：2019年4月11日 18時
