私は嘘しかつけない。 ページ45
A side
私は忘れることにした。
忘れるってことはそんなに大切なことじゃ無いんでしょ。
rb「A、もう放課後やし…家まで送るわ」
ht「俺も一緒に送るよ。」
『2人共、ありがとう」
職員室のしんぺい神にお礼を言ってから保健室を出た。
廊下には誰も居ない。
昇降口から外に出ると真っ赤な夕日が空に広がっていた。
何処かで見た青い月の浮かぶ夜とは正反対。
……あれ、どこで見たんだっけ？
まぁ、どうでも良いか。
校門に見知った顔の人が2人居た。
『……グルッペンさん…？』
gr「久しぶりだな、A」
zm「数日離れただけやろ……」
『な、何してたんですか！！』
グルッペンさんが戻って来て安心したのか、目からぽろぽろと涙が出てきた。
gr「！？え、えっと…取り敢えず泣くな！！」
zm「A、泣き止んでや〜！」
rb「いや、何でゾム一緒におんねん。」
zm「成り行き」
ht「意味分かんない…」
ほんとうに何でゾムがグルッペンさんと一緒に居るの、居場所知ってるなら言ってくれればよかったのに……
『ど、どこ行ってたんですか！？』
gr「えっと…」
zm「夢の国」
gr「えっ」
zm「夢の国行って遊んで来たんや」
『私たちに何も言わないで夢の国ですか！？』
連れて行って欲しいとは言わないから学校を休むなら一言なにか伝えて下さいよ！！！
zm「まぁまぁ、グルさんはみんなで行く下見の為に行ったんや」
gr「えっ」
rb「え、本当なんか！？グルッペン！！！」
gr「………あ、ああ。」
rb「やったで！！早速生徒会全員に伝えとかんと！！！」
そう言ってロボロは急いで全員にメールを送っている。
『次どこかに行くときは連絡してください…』
gr「いや、もうどこにも行かない。」
『そうですか…私たちも連れて行ってくれるんですもんね。』
gr「あ、ああ。」
zm「わー、グルさん優しいなぁ〜！」
gr「行くならゾムは飯代は自分で出せ。」
みんな楽しそうにしてる。
明日からはいつも通りの生徒会に戻りそうで安心した。
「ああ、私は嘘しかつかない」
心の奥底で私が呟いた。
本当は何も忘れてないのに。
殺した事、殺させた事
一から十まで何もかも私は覚えてる。
必死になって記憶を押さえつけているだけなんだ。
私は何も変わってない。何も忘れて無い。
『グルッペンさん、お帰りなさい！』
normal end
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冷兎 - 全部いい(？)ENDでよかったぁぁぁ！！！ (2021年8月15日 9時) (
レス) id: 3cae246b7c (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - ↓書いたときに見えてなかったから書き直したら２つ出たからひとつ消していいですよ (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - 栄養失調さん» 7月20日辺りまでは完結でしたよ(小声) (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - 栄養失調さん» 7月20日辺りまでは完結でしたよ(小声) (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
栄養失調 - 狐さん» 完結では無いですよ、更新停止中ですよ(小声) (2019年8月1日 20時) (レス) id: 3967b4b60c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鯨 | 作成日時：2019年4月11日 18時
