私は他人の気持ちが理解出来ない。2 ページ44
『ご、ごめんなさい…』
謝りながらも私の頭の中は別の事を考えていて混乱していた。
gr「…A、何をそんなに急いでるんだ？」
zm「え、大丈夫なん！？怪我してへん！？」
『…ぐ、グルッペンさん……！』
zm「…え、俺のこと無視なん！？」
グルッペンさん、何でここにいるのか分からないけど早く言わないと
『ごめんなさい』
gr「……何がだ？」
『ぜ、前世で…グルッペンに、私………』
グルッペンが私の口を塞いだ。
gr「前世のことは気にするな」
優しい笑顔でそう言った。
私の視界が歪む。
目の前にはぼやけて歪んだ現実が見えた。
全部、全部全部、知ってる癖に。
私が前世の事を知ったら謝りたいって、償いたいって思うことも、グルッペンに人を殺させようとした事も。
結果的に殺させてしまった事も。
gr「何で靴を履いてないんだ？学校に戻るぞ」
そう言ってグルッペンは私の手を取った。
私はぼろぼろ涙を流しながら大人しく立ち上がる。
何で、何で許すの？最悪な私な事を。
信じられない。
何でこんな簡単に許すのか分からない。
私は何人も殺したんだ。
正義もクソも信念も無い、意味の無い殺し。
私は私みたいな人が居たら絶対許せない。
殺した方が良いと思う。
いっそ罵って欲しいくらいだ、嫌ってよ。
前世みたいに。
「本当に、意味分からない」
私は、あなたが一番分からない。
happy end
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冷兎 - 全部いい(？)ENDでよかったぁぁぁ！！！ (2021年8月15日 9時) (
レス) id: 3cae246b7c (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - ↓書いたときに見えてなかったから書き直したら２つ出たからひとつ消していいですよ (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - 栄養失調さん» 7月20日辺りまでは完結でしたよ(小声) (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - 栄養失調さん» 7月20日辺りまでは完結でしたよ(小声) (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
栄養失調 - 狐さん» 完結では無いですよ、更新停止中ですよ(小声) (2019年8月1日 20時) (レス) id: 3967b4b60c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鯨 | 作成日時：2019年4月11日 18時
