バイト ページ29
A side
rb「おっ、来たな〜A。」
『ちょっと寝坊して遅くなった…ごめん。』
rb「別にそんな忙がんでもええやろ。」
少しでも長く働きたいんだ…
お金の為に。
『…じゃあ、呼び鈴押そうか。』
改めてグルッペンさんの家を見てみると迫力が凄い。
洋風の御屋敷なのだが、塀が高い。
呼び鈴の音がリンゴーンて鳴る。
中に入るとバラが咲き乱れる綺麗な庭園が見える。
何度も出入りしているトントンさんですら間取りはまだ覚えられてないとか。
リンゴーン
mb「はい。どなた様でしょうか。」
『白宮Aです。』
rb「ロボロや。」
mb「A様とロボロ様ですね。今向かいます。」
メイドの動きも早い。
いいお給金を貰っているんでしょうね。
それからすぐにメイドさんが門を開けてくれた。
いつ見てもここはびっくりする程綺麗で大きい。
mb「いらっしゃいませ。A様、ロボロ様。」
『お邪魔します。』
rb「邪魔するで。」
お屋敷の中に上がり、土足を脱いでスリッパに履き替える。
mb「グルッペン様のお部屋にご案内致します。」
メイドさんに付いてグルッペンさんの部屋に向かいながら少し屋敷の中を見回す。
やっぱり、趣がある屋敷。
前世の軍にもこんな所あったような…
まるで昔に戻ったみたいな気分になる。
……あれ、あんなメイドさん居たっけ。
長く黒い髪を後ろで一括りにしているメイドさん。
新しく雇われた人…？
ま、良いか。
私は数回しか来てないから知らないだけで、結構前から居るのかもしれないし。
コンコン
mb「グルッペン様、A様とロボロ様がいらっしゃいました。」
gr「入れ。」
mb「どうぞ、お入り下さい。」
ガチャ
メイドさんがドアを開いてくれる。
『失礼します。』
rb「失礼するで。」
gr「思っていたより遅かったな。」
本が積まれた机に膝をついたグルッペンさんが、目を細くして言った。
…さっきまで寝てたんだろうな。
服はしわしわだし、机の上に置かれた眠気覚ましのコーヒーはまだ暖かそう。
多分、淹れたばっかりなのだろう。
『すみません。私が寝坊してしまったもので…』
gr「……バイトの内容を紹介する。」
よし、これを完璧にこなして普通の給料とボーナスを貰ってお父さんが就職するまで何とか耐えよう…！
gr「株取引をやって欲しい。」
………は？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1137人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
冷兎 - 全部いい(？)ENDでよかったぁぁぁ！！！ (2021年8月15日 9時) (
レス) id: 3cae246b7c (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - ↓書いたときに見えてなかったから書き直したら２つ出たからひとつ消していいですよ (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - 栄養失調さん» 7月20日辺りまでは完結でしたよ(小声) (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - 栄養失調さん» 7月20日辺りまでは完結でしたよ(小声) (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
栄養失調 - 狐さん» 完結では無いですよ、更新停止中ですよ(小声) (2019年8月1日 20時) (レス) id: 3967b4b60c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白鯨 | 作成日時：2019年4月11日 18時
