生徒会 ページ3
A side
ガチャ
ドアを開け、生徒会室に入る。
私の放課後の日課だ。
『失礼します…今日もちゃんと仕事しに来ましたよ、トントンさん。』
tn「おおっ！今日も来てくれたか！！」
この人は生徒会書記のトントンさん。
生徒会長から仕事を押し付けられてる。
この人も、前世の記憶を持っている。
『…それ、本当に毎日毎日言いますね。』
tn「いやー、1年の頃からずっと来て、Aは偉いなぁ！」
『一応、副会長ですし。』
tn「でも今日はあんま仕事ないから手伝わんでええで。」
『じゃあ、言いたい事があるのですが。』
tn「なんや？なんでも聞いてや。」
『私は今日、生まれて初めて《生理的に無理な人》に会いました。…《本能的に無理な人》でもありますけど。』
tn「えっ、それ誰なん？」
『切羽愛姫です。知ってますか？』
tn「あ〜……知っとる知っとる。」
トントンさんは嫌な顔をして話し始める。
tn「彼奴、グルッペンと俺に色目使ってきたん。その後オスマンにも媚び売ってたわ…あの2人があんな嫌そうにしとるの初めて見たわ………」
『あ、やっぱりそう言う人なんですね。』
tn「でな、思い出したんや。彼奴、前世にいた奴に似とる。」
『………？私は分かりませんでした。』
tn「前世のAを…殺した人や。」
『前世の、私を……』
私の辛かった、前世。
私は、前世で碧の女帝と呼ばれる軍人だった。
私は強かった。
でも、他人には嫌われやすかった。
ある日。変な噂が流行り出した。
「碧の女帝は詐欺師だ。」
「国を騙してから金をふんだくって逃げる算段らしい。」
「何が女帝だ！只のペテン師じゃないか。」
根も葉もない噂。
でも噂は尾鰭をつける。
軍での私の評判は地に落ちた。
ある時、ロボロの母親の形見が壊された。
私が壊したと言われた。
ある時、トントンのやった書類が引き裂かれた。
私が引き裂いたと言われた。
ある時、鬱先生の銃の弾が盗まれた。
私が盗んだと言われた。
ある時、オスマンのティーセットが割られていた。
私が割ったと言われた。
ある時、ひとらんらんの愛馬が殺された。
私が殺したと言われた。
ある時、シャオロンの部屋が荒らされた。
私が荒らしたと言われた。
ある時、ゾムの飼っていた狼に毒が盛られた。
私が盛ったと言われた。
ある日、総統が怪我をした。
それも、私の所為にされた。
そしてその次の日。
私は殺された。
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冷兎 - 全部いい(？)ENDでよかったぁぁぁ！！！ (2021年8月15日 9時) (
レス) id: 3cae246b7c (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - ↓書いたときに見えてなかったから書き直したら２つ出たからひとつ消していいですよ (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - 栄養失調さん» 7月20日辺りまでは完結でしたよ(小声) (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
ナキア - 栄養失調さん» 7月20日辺りまでは完結でしたよ(小声) (2019年8月2日 22時) (レス) id: 8a3e8a56f7 (このIDを非表示/違反報告)
栄養失調 - 狐さん» 完結では無いですよ、更新停止中ですよ(小声) (2019年8月1日 20時) (レス) id: 3967b4b60c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鯨 | 作成日時：2019年4月11日 18時
