ロマンスな出会い【梅原裕一郎】 (ページ40)

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江口さんと愉快な仲間たちページ40

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いつの間にか玄関で眠っていたらしい。どこからか帰ってきた梅原さんに寝室まで運んでもらっていた。
時計を見たらさっき起きた時間から結構経っていて、せっかくのオフを無駄にしちゃった感があって悲しい。

『梅原さーん…どこ行ってたんですか…』
「コンビニだけど。てかあんなとこで寝んなよ。びっくりするじゃん」
『待ってたら寝ちゃってました』
「運ぶのちょっと雑だったけど気付いた？」
『え！気付いてないです！そうなんですか！？』
「嘘。冷蔵庫にプリン入れてる」
『ありがとうございます！やったー！』

梅原さんがプリンを買ってるところを想像すると可愛くてたまらない。ありがとうコンビニ。

プリンを食べながら、台本を読む梅原さんを眺める。
担当マネージャーじゃなくても、こうして真剣に台本を読む姿を見られて嬉しいな。なんて思っていたら目が合った。

「なんだよ」
『や。なんにも。プリン美味しいです』
「そう」

返事は素っ気なかったりするけど、それがまたいいのだ。私がトンチキなことを言ったら笑ってくれるし。

真剣な横顔、こっそり写真に納めちゃおうとスマホを取ったらグループLINEの通知が来た。江口さんだ。

"今夜飯行ける人、挙手！"

江口さん、梅原さん、私のたった3人のグループLINEで挙手だなんて。それだけじゃ私達は動きません。

"俺の奢りだよ！"

"行きます！"
"行く"

"じゃあこの店ね！よろしく！"

"江口がこっちに来い"

ちょっと待って、トークの流れが変わったぞ。

『梅原さん』
「オフなのに外出るのだるくない？」
『ま、、まあそうですね…』

"じゃあなんかつまめそうなのとピザ頼んどくわ！先にピザ着いたら受け取りよろしく！払っとくから受け取るだけでいいよ"

"お手数おかけしてすみません。ありがとうございます！"
"ありがとうございます"

こんな感じで我が家での飲み会が決まった。