【薄桜鬼】トリップ少女の泡沫恋物語

泡沫８　美菜side　　（駄作者、高校に合格しました〜。春から高校生です!） ページ10

Aってば顔赤くして〜ｗ

　平助はちょっと沖田さんに負けてるのを気にしてる感じかな

　どっちにしても皆楽しそうで何よりだ!

　その時だった

井上「皆聞いてくれるかい？山南さんが浪士に襲われ負傷したそうだ…」

　山南さんが負傷…？

　私とAがちゃんと教えたのにどうして

貴方「山南さんはどのくらいの傷を負ったんですか？」

井上「わからない。トシさんからの文には負傷したとしか書いてないよ」

　これじゃあ教えた意味が無いじゃん

沖田「こうなったら薬でも何でも使ってもらうしかないですね…」

　それって変若水を使うってこと!?

貴方「そんなの嫌だっ!羅刹になんかなって欲しくない!」

藤堂「A…」

　私も同じだよ…、羅刹になんかなって欲しくない

貴方「ぅ…っ」

沖田「Aちゃんは1回部屋に戻って落ち着いた方がいい…」

　こうしてAは沖田さんに支えられながら部屋に戻っていった

原田「Aが優しい奴だってのはわかるが、あんなに取り乱すなんて何かあったのか？」

美菜「私が簡単に話して良いような事じゃないんだけど…」

　まぁ知っておいてもらった方がいっか

美菜「A、小さい頃に両親を火事で亡くしてるんだ…」

千鶴「私その話Aさんから聞きました…!」

美菜「じゃあ千鶴ちゃんは分かると思うけど、元から優しい子だから周りの人が傷つくのを
　 すっごく嫌うんだ。それが身近な人程余計にね…」

　だから今回はかなり辛いはず

斎藤「それであんなに取り乱していたというわけか」

　男が苦手っていうのも両親の事があってから

　Aの両親は面識も無い男の放火によって亡くなった

美菜「…」

斎藤「今は総司がついている故心配はないだろう。お前も気を落とすな」

美菜「一君…。ありがとう」
・
・
・
　それから土方さん達が戻ってきた

　山南さんの雰囲気は暗くなった

美菜「…っ!」

斎藤「どうした?」

美菜「ちょっと指先切っちゃただけ」

斎藤「とりあえず止血して来い」

　ぼーっとして怪我するなんて馬鹿だな私

貴方［美菜どうしたの?」

美菜「ちょっと血が出ただけ〜」

貴方「どこも血なんて出てないよ?」
　
　えっ?

美菜「何で?」

貴方「実は私もこの前怪我したのにすぐ治ったんだ」

美菜「どういう事なの!?」

貴方「私達はこの世界では鬼なのかもね…」

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