【薄桜鬼】トリップ少女の泡沫恋物語

泡沫３ ページ5

薄桜鬼の世界にトリップして来たって事？

　 美菜は超嬉しそうだし…

土方「お前等には屯所まで来てもらう」
・
・
・
　 縛られた所が痛い…

　 正直、トリップして来た事以上に殺されそうで怖い

美菜「だ・か・ら、簡単に言うと私達は未来から来たの！」

　 美菜が何回も必死に説明してるけど、未来から来たなんて信じてもらえない

藤堂「なぁ、何でお前は喋んねぇの？」

　 私の事？

貴方「喋らないわけじゃなくて、男の人が少し苦手で…」

　 この人達が薄桜鬼の中の、新選組の人達だって分かるけどやっぱり苦手だ…

原田「でもよ、名前くらい教えてくれてもいいんじゃねぇか？」

　 確かにそれくらいは言わないとっ

貴方「霧島Aです」

美菜「私は神田美菜です」

藤堂「Aと美菜か…。いい名前だな！」

貴方「どうも…」

　褒められた事無いから照れるな…

藤堂「なぁ土方さん、俺はこいつらを信じてもいいんじゃないかと思う」

土方「そういうわけにはいかねぇよ。未来から来たなんて信じられる筈ねぇだろ」

　 やっぱり信じてもらえないのか…

斎藤「副長、結論が出るまで部屋に戻しては？」

土方「…だな。斎藤、頼む」

　 こうして私達は１度部屋に戻される事になった

美菜「トリップは嬉しいんだけど、あんなに聞き分けが悪いとは」

貴方「仕方ないよ。私達が逆の立場でもそうなるよ」

美菜「土方さんは本当に鬼の副長で、平助は可愛かった！」

貴方「うん…」

　 でも皆怖かったけど、その中でも沖田さんの視線は痛かった

　 あの視線だけは耐えられなかった

貴方「私達どうなるんだろ？千鶴ちゃんは大丈夫なのは決定してるしね」

美菜「千鶴ちゃん可愛かった。…まぁAの事は絶対に守るから！」

貴方「それはこっちの台詞！」

　 いくら薄桜鬼の世界の人達でも、美菜に何かしたら許さない

　 男の人が苦手って言っても、美菜だけは傷つけさせない

　 でもどうやったら信じてもらえるんだろう…

斎藤「２人共付いて来い。結論が出た」

貴方「行こ、美菜」

　 私は男の人が苦手な事から、仕草や雰囲気で何となくわかる

　 斎藤さんの雰囲気からするとこれは…

土方「では結論を伝える。…お前達には悪いが、ここで死んでもらう」

　 わかってたよ

　 だから…

貴方「私１人が死ぬので、美菜は助けてください」

泡沫４→←泡沫２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す