【薄桜鬼】トリップ少女の泡沫恋物語

泡沫２２ ページ24

貴方「美菜、吹っ切れたみたいで良かった」

沖田「一君に嘘ついちゃったな〜」

貴方「後で謝っておこうね。じゃあ私は…」

沖田「え〜、僕を置いてくの?」

またコレか

駄目だ、無視しよう

沖田「あれ、もう1回お姫様抱っこして欲しいのかな〜?」

逃げないと…！

藤堂「A〜！」

貴方「平助〜！」

藤堂「うぉっ！抱きつくなって！」

何か可愛い小動物みたい♪( ´▽｀)

藤堂「A離れろって！どうしたんだよ⁈」

貴方「総司がいじめる…」

沖田「酷いな〜。虐めてるわけじゃないよ〜」

だから、笑い方が黒いんだって

本当、こんな笑い方、私はしたくないわ…

藤堂「今日の炊事当番Aだから呼びに来たんだけど…」

あ、そーだった…

いろいろと忘れてた…

貴方「ごめん、今行くね！」

わざわざ呼びに来てくれるなんて…

貴方「平助、大好き♡」

藤堂「馬鹿、じ、冗談やめろって//」

しかも、平助が呼びに来てくれなかったら…

沖田「Aちゃん、どーかした？」

悪魔だぁ〜…

・

・

・

美菜「美味しい〜っ＞_＜」

藤堂「うんめぇ〜っ！」

土方「てめぇらは静かに食えねぇのか⁈」

美菜「だって、美味しいんだもん！ね、一君」

斎藤「あ、あぁ」

この様子だと、仲直り出来たんだね

良かった…

でも、何で私の所に来てないのかな美菜ちゃん

手当て、そんなにキツくしてほしいのかな?

原田「…」

左之さん？

どうかしたのかな…

ずっと何処見て…

貴方「あ…」

左之さんの視線の先には美菜がいた

その眼差しは切なそうで、愛おしそうだった

原田「ごちそうさん、俺部屋に戻ってるな」

藤堂「左之さん暗くねぇか?」

永倉「左之が?気のせいだろ」

心配だな…

貴方「私、ちょっと見てきます」

広間を出て、左之さんの部屋の方に向かった

すると、縁側に腰掛けてる左之さんがいた

貴方「左之さん」

原田「Aか。どーした？」

貴方「それはこっちのセリフです」

原田「別に何でもねーよ」

何でもないはずない…

貴方「左之さん、美菜は意外と鈍いよ」

原田「っ…、気づいてたのか」

貴方「前から何となく。でもさっき完璧に…」

あんな風に見てたら私にも分かる

貴方「私で良ければ話、聞きます」

原田「確かにAなら、いいかもな」

こうして、左之さんの話を聞くことになった

歩く⚫︎禁だから、恋愛なんて悩まない…

ずっとそう思ってたけどそうでもないみたいだ

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