【薄桜鬼】トリップ少女の泡沫恋物語

泡沫１４ ページ16

土方「近藤さん池田屋は任せたぜ」

近藤「あぁ」

藤堂「俺もいるんだし大丈夫だって!」

永倉「俺の素晴らしい筋肉もあるしな!」

藤堂「いらねぇよ」

　私もいらないと思う…

永倉「Aは必要だと思うだろ!?」

貴方「いりません」

　永倉さんが落ち込んでるのはほっといて…

貴方「美菜は大丈夫?」

美菜「大丈夫だよ。それに何かあったら千鶴ちゃんが伝令してくれるし」

原田「俺や斎藤がいるから大丈夫さ」

　確かに左之さんや一君がいるなら安心だな

沖田「Aちゃんも僕がいるからね♪」

藤堂「A、俺もな!」

　総司、平助…

貴方「美菜、私も大丈夫そうだよｗ」

美菜「ですなｗ」

　そして近藤さんの合図で隊士達は池田屋と四国屋に向かった

　今回の目的は長州側の制圧

　でも私にとってはもう２つ…

沖田「Aちゃん緊張しなくても大丈夫だよ。僕もいるし、一応平助も」

藤堂「一応って何だよ!」

貴方「緊張はしてないから大丈夫」

　目的の１つはこの２人を守る事

　もう１つは鬼達との接触

　情報を得るには千ちゃんの他にこれしかない

山崎「局長やはり池田屋です。雪村君には伝令として動いてもらっています」

　千鶴ちゃん大丈夫かな

沖田「Aちゃんは危ないから入ってきちゃダメだよ」

貴方「大丈夫。私、小さい頃から居合いと剣道やってたから…」

　全国大会では大人相手に負けた事ないし

　美菜は全国で２位だけど強いし

貴方「だから思う存分戦ってね!」

沖田「だからAちゃんって好きなんだよね♪」

藤堂「俺も好きだっての!」

　総司と平助の間に火花が散ってるような

　私も２人共大好きだけどさ

永倉「お前等Aが好きなのはいいが、突入するぞ」

近藤「では踏み込むぞ」

　池田屋の扉を蹴破り、新選組が突入した

　その瞬間池田屋の中がざわめく

　１歩踏み出した近藤さんが叫ぶ

近藤「会津中将お預かり新選組!御用改めである!詮議の為、宿内を改める!」

　その声で人がぞろぞろと刀を構えて出てきた

近藤「手向かえば容赦なく斬り捨てる!」

浪士「うおぉぉぉ!」

　向かってきた浪士を近藤さんが斬る

　こうして、夜の長い戦いは始まった

　

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