【薄桜鬼】トリップ少女の泡沫恋物語

泡沫１３ ページ15

古高から情報を聞き出している土方さんが、前川邸から戻ってきた

　私達はその聞き出した情報をもう知っている

　けど、土方さんから話を聞いた幹部の皆は驚きを隠せていなかった

永倉「長州の奴等、頭のネジが緩んでんじゃねぇのか!?」

土方「奴等は今夜にでも会合を開くだろう…山崎!」

山崎「はい。今までの動きからして会合場所は池田屋か四国屋かと…」

山南「池田屋は頻繁に出入りしています。古高が捕縛された今、四国屋ではないでしょうか?」

　やっぱり言わなきゃだめかな

貴方「あの…」

藤堂「A、どうしたんだ?」

貴方「会合場所は池田屋です」

　幹部達は驚いた

　でもすぐに納得したように話を聞いてくれた

原田「最初からお前達に聞いたほうが早かったな」

美菜「左之さん、私達の事忘れてるなんて酷〜い」

貴方「美菜、今そういうのいらない」

　私は知っている限りを教えた

土方「じゃあ池田屋に行く準備だな」

貴方「待ってください!」

藤堂「まだ何かあるのか?」

貴方「私達が教える事は本当の事だけど、実際その通りにいくとは限らないの…」

美菜「Aが言いたいのは、私達が来た事で未来が変わっている可能性があるって事」

　こんな例えはしたくないけど、山南さんが負傷した事から未来は変わっていない

　でも、そんなの分からない

土方「俺達はどう動けばいい?」

貴方「私と美菜が、池田屋に行く人と四国屋に行く人を分けます。
　 なので、その通りに動いてください。お願いします…!」

　そして池田屋に行く近藤さん達、約１０名

　四国屋に行く土方さん達…

　行ったとおり私は池田屋に行くほうに、美菜は四国屋に行くほうについた

貴方「これで以上です」

沖田「池田屋に行く人はこんなに少なくて大丈夫?」

貴方「もう少し増やしても心配ないと思うけど、本命に近いほうに大勢いると
　 長州の人達に気付かれそうな気がして…」

藤堂「これで充分だって!」

　平助は１番最初に負傷するんだけどね

貴方「平助はカッとなってすぐに相手に挑まない事」

藤堂「何だよいきなり」

貴方「魁先生は猪突猛進だから心配なの!」

原田「猪扱いされてやがるｗｗ」

　原田さんはもっと酷いよ

　歩く１８●だよ…

土方「お前等無駄口叩いてないで気を引き締めろ!」

　さすが副長と言ったところか全員の雰囲気が変わった

　

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