【薄桜鬼】トリップ少女の泡沫恋物語

泡沫１２ ページ14

トリップして来てもうどのくらい経っただろうか

　最初は苦手だった人達も今では皆仲良くなれた

　受け入れてくれた新選組の人達を少しでも助けてあげたい

　そしてもうすぐあの事件が起こるはず

貴方「池田屋事件…」

　ここで１番助けなくてはいけないのは総司と平助

美菜「A発見!」

貴方「どうしたの?」

美菜「ちょっと相談があってさ」

貴方「池田他事件の事でしょ」

美菜「大正解♪」

　やっぱり美菜も同じ事考えてたんだ

　池田屋事件は桝屋の古高俊太郎を捕らえた事で起きる事件

　新選組の名を大きく広める事になる

貴方「今日じゃなかったっけ?」

美菜「そうだね。総司達の１番組が古高を捕縛してくるのでしょ」

貴方「うん」

美菜「あのさ、どっちに行く?」

　どっち?

美菜「池田屋と四国屋」

貴方「あぁ…私は池田屋に行こうと思ってる」

美菜「私は四国屋に行こうと思ってたとこだよ」

貴方「そうなるよね。美菜の場合は一君がいるからってのもあるだろうけど」

美菜「あ、バレたｗ」

　それに池田屋に行くのには理由がもう１つあるし…

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　そして総司達１番組が桝屋の古高を捕縛したと知らせが入った

　私達も呼ばれ、広間に向かった

貴方「千鶴ちゃん、桝屋に１人で入って行ったんでしょ」

千鶴「Aちゃん、何でそれを!?」

貴方「私達、未来人ｗ」

　反応が可愛い

千鶴「私のせいで沖田さんが怒られてしまって…」

美菜「総司は監督不行き届きで怒られたんでしょ?ざまぁｗ」

　美菜〜、私知らないよ…

沖田「美菜ちゃん何かいったかな(黒笑)」

美菜「何でもありません」

沖田「Aちゃん知ってたなら教えてくれれば、僕怒られずに済んだのに」

貴方「ごめんね。でも総司が桝屋に突入しなかったら古高は捕まえられなかったよ」

沖田「まぁ、そうだね」

　でもそれがいい判断だったかはわからない

　池田屋に行ったことで総司と平助は…

　かといって、何もしなければ長州藩に武器が渡ってしまう

　どうすればよかったんだろう

美菜「Aの判断は間違ってないよ」

貴方「美菜…」

沖田「僕は近藤さんの為なら何でもするし、新選組の手柄になるならそのほうがいい」

貴方「総司はやっぱり近藤さん大好きだね」

　もう後には退けない

　今出来る事をやらないと…

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