【薄桜鬼】トリップ少女の泡沫恋物語

泡沫１１　美菜side ページ13

千ちゃんの話はビックリしたなぁ

　まさかAと私が北の鬼のトップだとは

美菜「ってか私最強じゃん!他人の傷治せるとか神か!?」

　いや神じゃなくて鬼だった

　でもAの力の方がもっと凄いんだよね

美菜「病も治せる鬼か…」

　そんなに都合のいいモノがあるのかな

　何かしらのリスクがありそうで怖いな

美菜「はぁ…」

原田「溜息なんてついてどうしたんだ?」

美菜「万年色気丸出し男の左之さんではありませぬかぁｗ」

原田「酷いな。それで何かあったのか?」

　左之さんって意外と鋭いんだよなぁ

美菜「乙女の悩みは尽きない物なんですぅ」

原田「そういや美菜も一応女だもんな」

美菜「一応女ぁ?」

原田「Aは如何にも女って感じだけど、美菜は男気があるからなｗ」

　どうしよう、反論出来ない

　確かにAは可愛いもんなぁ〜

美菜「そういえばAって男苦手なのに、男子から告白されまくってた!」

原田「マジか!?でも、美菜も告白された事はあるんだろ?」

美菜「数える程しか…。でも女子からの人気は誰よりも高い!」

　あ、でもそれって男子より女子にモテるって事

　女としての自信を失くすわ…

美菜「いいもん!私にはAがいるもんね!」

原田「Aにも誰か恋人が出来る日が来るんだぞ」

　そうでした…

美菜「はぁ…」

原田「そんなに悩む事じゃねぇだろ?」

美菜「左之さんはモテ男だからそんな事が言えるんですぅ」

　少しくらいその色気分けろってんだ、馬鹿野郎

　そしたらモテ期到来ってワケだ

　な〜んてね…

美菜「ほら左之さんも色気ゼロの私よりAの所に行ったら?」

　そう言うと左之さんは笑った

原田「さっきは一応女って言ったけどよ、俺は美菜みてぇな女も結構好きだけどな!」

美菜「えっ!? ちょっ、どういう…//」

原田「だからそういう意味だよ。じゃあな、お前も早く部屋に戻れよ」

　左之さんは軽く笑いながら戻って行った

　どうしよう…

　顔から熱が引かない

　あの万年色気丸出し男…っ

美菜「タラシにも程があるでしょ…///」

　



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美菜ちゃんの違った一面を出してみました。

次はいよいよ池田屋事件に向けて更新開始です!

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