【薄桜鬼】トリップ少女の泡沫恋物語・第２章

泡沫54 ページ25

総司を助けると決めてから

1日がとても早く感じた

それと同時に当然、焦りも出てくる

貴方「はぁー…」

藤堂「溜息なんてついて、らしくないぞ！」

貴方「平助！」

いつから居たのか、後ろに平助がいた

平助はいつもの様に太陽みたいな笑顔で隣に座った

そして______…

藤堂「Aって、好きなヤツとかいんのか？」

貴方「……え⁉︎⁉︎///」

藤堂「やっぱりな〜！女子の溜息の原因には恋絡みがある！」

貴方「誰が言ってたのそんな事！」

平助が答えた人の名前は左之さん

予想通りの名前だった

純粋な平助がそんな事言う筈ないしね

藤堂「俺、好きなヤツいるんだ」

貴方「本当⁈」

藤堂「でもソイツには好きなヤツがいて、お互いが気付いてないだけで両想いなんだ」

平助のその話を聞いていると泣きそうになった

そして何故か大きな罪悪感

貴方「気持ち伝えないの…？？」

藤堂「駄目だって分かってからな。それに好きなヤツを困らせたくないしよ」

涙目になりながらそう話す平助

この人はみんなに小さいって馬鹿にされてる

けど、私はそう思った事はない

いつだって私の前を歩いてて道を照らしてくれてる

そんな気がするから

貴方「私が平助の好きな人だったら、一生感謝し続けるよ」

藤堂「Aにそう言ってもらえただけで俺は充分だ！！ありがとな！」

貴方「ううん…こちらこそ何かありがとう」

貴方はいつまでも私の太陽だよ

どうか総司を…

愛する人を助けられる様に導いて下さい…。

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