【薄桜鬼】トリップ少女の泡沫恋物語・第２章

泡沫50 ページ21

貴方「……ッッ」

美菜「……ッッ」

どうしよう…

声が出ません…

出せばいいって？無理なんです

だって土方さん達に連れて来てもらったこの場所

薄桜鬼を知ってる人なら誰でも1回は行きたい

貴方「島原…ッ！」

沖田「Aちゃんの反応想像以上wwwww」

美菜「島原…ッ！」

斎藤「美菜もだが、反応が同じだ」

島原だよ⁈

綺麗な芸妓さんがいるんだよ⁈

歴史でも有名な所だし本当に感動

歴史好きな私にはたまらない

貴方「総司、平助、今日はこの中に入るの？
入ってもいいの？？」

藤堂「当たり前だろ！いっぱい食って酒呑む！」

私はお酒飲めないけどね…

てか芸妓さん見れるだけでお腹いっぱい

それにここって君菊さんに会えるところ…！

原田「ほら、中に入るぞ」

土方「もたもたしてると置いてくぞ」

土方さん達のうしろに続いて中に入る

中は何処かの屋敷みたいに広いし、

すれ違った芸妓さんは綺麗すぎるし

貴方「幸せすぎてヤバイ…」

美菜「私はともかくAは歴女だもんね〜w」

こんな話をしている内に大部屋に着いた

少し緊張して待っていると襖がゆっくり開いた

君菊「おばんどすえ_______…」

貴方「/////…」

沖田「Aちゃん顔真っ赤www」

総司がこう言うのも無理はない

今実際、顔が熱くてドキドキしてる

君菊さんが綺麗すぎて…

藤堂「そんじゃ飲むぞー！！」

永倉「よっしゃ、酒酒〜♪」

平助と永倉さんを始めとしてみんなが盛り上がる

私も勿論楽しんでいるのだが…

貴方「君菊さんとお話ししたい…」

美菜「してきなよ！」

美菜もこう言ってくれたので、

君菊さんに声を掛けて隣の部屋に移る

貴方「君菊さん初めまして！私…」

君菊「Aさんですよね。美菜さんの事も
姫様から聞いております」

名前を知っててもらえた事が嬉しい

君菊「姫様がいつも楽しそうに話しておりました」

貴方「千ちゃんが？」

君菊「はい。とてもいい親友が出来たと…」

千ちゃん…

やっぱり女の子の友達が出来ると嬉しい

私も美菜も千ちゃんと友達になれて良かった

君菊「姫様の事これからも宜しくお願いします」

貴方「勿論です！」

話もひと段落ついて戻ろうとした時だった

君菊「Aさん、姫様に1つ頼まれたことを
お願いしてもよろしいですか？」

千ちゃんの頼みごと？

貴方「構いませんが…」

この頼みごとが私にとって黒歴史となる

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