泡沫４５ ページ16
総司と話した後、少し眠くなった
だから少しだけ寝る事にした
目を覚ました時にはもう薄暗くなっている時間だった
皆や美菜が見当たらない…
隊士たちに聞けば広間にいるとの事だったから向かった
美菜「２回も両親を亡くしたなんて思い出すのはきっと辛い＿＿…」
美菜…？
今なんて言ったの？
私が２回も両親を亡くしたって…
そんなの嘘だよね
貴方「…っ」
私は気付くと広間の戸に手をかけていた
貴方「２回も両親を亡くした…」
沖田「Aちゃん?!」
総司が私の名前を焦ったように呼ぶ
貴方「私…っ」
美菜「A待って!!!」
何か言おうと思ったけどその場から逃げてしまった
そしてそのまま屯所を出た
貴方「…っ」
今思えば最初から気付いていたのかもしれない
記憶の中でずっと感じていた違和感
小さい頃の記憶…
両親の記憶が全く無いってこと
貴方「皆は知ってて黙っててくれたんだ…っ」
私がきっと辛い思いをするとわかってたから
貴方「パパ、ママ、お父さん、お母さん……」
２回で４人も両親を失った事
貴方「思い出した…」
パパとママは事故…
お父さんとお母さんは放火で…死んだんだ
何で忘れる事が出来たんだろう
あんなにも大好きで大切な家族の事を
新選組の皆にも、美菜にも無理させて何やってんだろう
貴方「それに今日は私の誕生日で家族を亡くした日か…」
いつもの誕生日は美菜が一緒にいてくれたっけ
そのときに歌う唄は私の１番好きな曲
貴方「………〜舞い落ちる花びら 頬を伝う雫
あの日２人で見上げてた 景色に今ただ1人…」
思い出すのが怖くて(家族の事…)
瞳心を閉ざして(あまり心を開かなくなって…)
この歌詞は私の境遇に似てたから…
だから誕生日にこの唄を歌えば前に進めるのかななんて思ったりしてた
貴方「でも記憶を失くすなんて進めて無いじゃん…っ」
屯所からだって何も言わずに逃げて来たし…
もう駄目なのかな…
美菜「A………っっ!!!!」
いや、まだ大丈夫かもしれない
私にはあなたがいるから…
貴方「………美菜ぁ!!」
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燐ﾀﾛ - 続きが気になります。更新楽しみに待ってます(゜∇^d)!!(゜∇^d)!! (2016年3月2日 18時) (
レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
魅桜 - スッごく面白いです！更新頑張ってください♪応援してます(`・ω・´)ρ (2015年9月22日 11時) (レス) id: 165204335a (このIDを非表示/違反報告)
M - 紬さん» 笑笑(*^^*)確かに♪でも、左之さんは露出がやばくて新八さんは、ギャァーギャァーuうるさそう笑笑(*^^*) (2015年9月5日 0時) (レス) id: 7f80429ab2 (このIDを非表示/違反報告)
紬 - 平助さん» 平助さんは、名前の通り平助君が大好きですね♪( ´▽｀) 私も告白されたらOKします笑笑笑 (2015年8月30日 18時) (レス) id: 15a73ceb1c (このIDを非表示/違反報告)
紬 - Mさん» 勉強教えて欲しいですね笑 そしたら授業中に絵を描いたり、小説のネタ考えないで真面目に満点目指すのに…笑笑 (2015年8月30日 18時) (レス) id: 15a73ceb1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紬＊。 | 作成日時：2015年4月3日 17時
