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泡沫42 美菜side ページ13

Aはまだ記憶が戻らない

ついこの前、火を見て思い出しかけたらしい

だけどそんな風に辛い思いまでしておもいだして欲しくない

そんな風に考える私は我が儘なのかな

美菜「どーすればいいんだろ…」

斎藤「お前はいつも通りにしてればいい」

美菜「そーだよね…。一君はいきなりでてくるのやめようね…」

馬鹿な一君は放って置いて

何かいい案はないかな〜

美菜「あぁ!あれならいいかも!」

なんでもっと早く気づかなかったんだろ

あれなら辛い思いをしなくても!

美菜「A!ちょっといい⁈」

貴方「いいけど…」

私があまりにも勢いよく部屋に入ったせいか ビックリしてるA

ごめんよ笑

美菜「あのさ、歌好き?」

貴方「普通に好きだけど」

美菜「じゃあ一緒に歌うたおうよ!」

私がそう言うと

貴方「楽しそう!」

かなり楽しそうにそう言うA

美菜「私のイチ推しは【蒼穹ノ旗】って曲!」

貴方「へぇ〜!」

それから一日中一緒に歌うたってた

Aも凄く楽しそうでよかった

私もその時間が楽しくて堪らなかった

美菜「A、歌詞覚えるの早いね」

貴方「美菜が一緒に居てくれたからだよ」

こんな一言言われただけでも嬉しくなってしまう私

貴方「美菜は隠してるみたいだったけど私知ってるよ」

美菜「何を?」

貴方「私がこんなに楽しめるのも安心できるのも美菜が親友だからでしょ?」

確かに前に遠回しに親友がいると言った

けど無理に思い出して欲しくなくて、私がその親友だとは言わなかった

貴方「私の記憶は少しずつしか戻らないし言おうか迷ってたんだけど…」

やっぱり私には言っておきたかったと言うA

美菜「ごめん。ちゃんと私から言えばよかったんだよね…っ」

ごちゃごちゃ悩む前に伝える事は伝えるべきだったんだ

なのに私は…っ

貴方「私の方こそごめん。美菜は私の事思って言わなかっただけなの知ってるから」

だとしても私が言えばよかったのには変わりない

美菜「本当にごめんねっ」

貴方「謝らないで。親友って何があっても変わらないものでしょ」

記憶がちゃんとある私の方がこんなに情けないなんて…

貴方「まだ記憶完全に取り戻してないけど、記憶なんかより美菜が大事だから」

きっと私の顔は鏡で見る事が出来ない

美菜「A…っっ」

きっと私の顔は泣いてるせいでぐちゃぐちゃだから…

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燐タロ - 続きが気になります。更新楽しみに待ってます(゜∇^d)!!(゜∇^d)!! (2016年3月2日 18時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
魅桜 - スッごく面白いです!更新頑張ってください♪応援してます(`・ω・´)ρ (2015年9月22日 11時) (レス) id: 165204335a (このIDを非表示/違反報告)
M - 紬さん» 笑笑(*^^*)確かに♪でも、左之さんは露出がやばくて新八さんは、ギャァーギャァーuうるさそう笑笑(*^^*) (2015年9月5日 0時) (レス) id: 7f80429ab2 (このIDを非表示/違反報告)
- 平助さん» 平助さんは、名前の通り平助君が大好きですね♪( ´▽`) 私も告白されたらOKします笑笑笑 (2015年8月30日 18時) (レス) id: 15a73ceb1c (このIDを非表示/違反報告)
- Mさん» 勉強教えて欲しいですね笑 そしたら授業中に絵を描いたり、小説のネタ考えないで真面目に満点目指すのに…笑笑 (2015年8月30日 18時) (レス) id: 15a73ceb1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紬*。 | 作成日時:2015年4月3日 17時

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