【薄桜鬼】 最期の刻を貴方たちと共に・・・【余命】

１０話 ページ12

(貴方side)

貴方「ん…」

　 あれ…ここって部屋？

　 あ、そっか…私倒れたんだった

貴方「やってしまった…」

　 その時、部屋の戸が開いた

土方「起きたのか」

貴方「トシ…」

土方「具合はどうだ？」

貴方「寝たら結構良くなったよ」

　
　 そう言うと、トシは安心したように腰を下ろした

貴方「あ、そういえば私って誰と同じ組に入るの？」

土方「その事なんだが、総司のいる１番組に入ってくれ」

貴方「総司と一緒かぁ〜」

　 総司、絶対にちょっかい出してくるな…

　 昔から悪戯大好きだしね

土方「嫌だって言うなら、別の組でもいいが」

貴方「全然嫌じゃないよ。じゃあ、１番組で頑張る！」

　 皆は私が１番組に入るってこと知ってんのかな？

藤堂「土方さ―んっっ！！ （人１）―！！」

　 平助が走りながら、私の部屋に向かってくるのがわかった

　 スパーン！

土方「平助！走ってんじゃねぇ！あと、戸は静かに開けろ！！」

　 おぉ…トシ怖ぇ

藤堂「あ、ごめん。…って、それより何で（人１）が１番組なんだよ！」

　 いやぁ〜、私に向かって何でって聞かれても

　 トシ、ＨＥＬＰ

沖田「そりゃ、（人１）ちゃんは僕のこと大好きだもんね？」

貴方「総司！！」

沖田「身体は大丈夫？」

貴方「うん！」

藤堂「…（人１）が総司のこと好きでも、俺は（人１）と一緒がいい！」

　 いやいやいや…大丈夫だよ

　 平助のことも大好きだからね

　 でも、何かいい案はないのか…

　 う―ん… … … あ！

貴方「ねぇ、私は一応１番組ってことしてさぁ…
　 たまに平助とか他の人と巡察とか行くのはどう？？」

　 我ながらいい考えだと思うんだけど…

土方「はぁ…仕方ねぇな」

藤堂「！！ありがと、土方さん！（人１）も！！」

　 平助、笑った顔可愛いなぁ…

　 その反面総司は納得いってないみたいだね(苦笑)

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