文豪から愛しい貴女へ III

仕返し <江戸川乱歩> ページ17

satomilove2130さんリクエスト

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「ん〜……」

今、名探偵がだらしなく寝てる

可愛いっ

何この天使は……口開けば駄菓子駄菓子だけど今なら駄菓子あげても悔いない

そう思いながら辺りを見る

あの五月さ_____真面目な国木田さんと仕事サボり魔ですぐに人の邪魔をす包帯の付属品はいない

撮るなら今だと神が言っている

携帯を取り出して何かあるかもしれないと思って入れていた無音カメラでそっと近寄る

気づいてない！

少し近いかもしれない距離で写真を一枚撮る

あ〜可愛い！

そう思いながら違う角度で撮ると

「……」

閉じている目が開いてる？

「ご、ごめんなさ_______」

「……ねぇ、A」

名前を呼ばれて私は首を傾げると手招きされる

「みーみ」

そう言われて耳を近づけようとすると

キスされた

「へ……」

乱歩さんは起き上がって膝をぽんぽんとする

「此処、来て」

そう言われて私が膝の上に乗るとまたキスされた

「乱歩さ」

「ふふ、仕返しだよ」

そう言って開いている瞳は悪戯に輝いていた

もしかして、最初から起きてたのかな……









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乱「リクエストありがとう！最初から起きてたかって？ふふ、内緒！」

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