あの人がお兄ちゃんな件について【すとぷり】【男主】【さとみ】

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「るむくん何かあった？嫌な事とか」

「それ俺も思ってた！なんか顔暗いよ？」

「僕も莉犬と同じこと思ってた。」


ご飯を食べながら、最初に声を掛けてくれたのはなーくん。同意するように心配そうな顔を向けて来てくれたのはりーぬくんとるぅとくん。

他のみんなも同じような顔をしていて、唯一お兄ちゃんだけは少し厳しい顔をしていた。


流石目敏いなって。
でもすとぷりの皆にはこの件に関して迷惑を掛けたくなくて、それに少なからず男にって言うのが躊躇させる要素を含ませていた。



「んーん、何もないよ？大丈夫！」

「…ほんとに？」

「うんっ！大丈夫！」

「でも…」

「大丈夫だから！ね？」


皆にバレたくない。
こんなんで活動にも学業にも支障をきたしたくない。

でも、このままこれが続いたら？
このままならまだ良い。悪化したらどうしよう。

一緒に生活してるお兄ちゃんに何かあったら？


考えれば考えるほど悪循環になるのは分かってるのにどうしても止められなくて、皆に向ける笑顔と相反して瞳には薄く膜が張って行った。









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「…いい加減にしなよ」

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