第七師団の復讐幼女 (ページ27)

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やっぱり怖い。

心のうちからまた違った恐怖心がぞわぞわぢくぢくと湧いて出てくる。

早く行かなきゃいけないことはわかっていても怖いものは怖い。

本能的に和解しようとは決意したけど初めての事でどうやればいいか分からない。

どうしよう。どうしよう。

図書の本を見漁るという考えも浮かんだが、和解の仕方の方法が書いてある本なんて見たことがない。

取り敢えず入った自室をうろちょろしながら考える。

行って戻って、行って戻ってを繰り返しているうちに何故だがどっと体がつかれる。

急に背後から岩を乗せられている感覚だ。

考えすぎを通り越してなんだかバカバカしくなってきた。

取り敢えず敷きっぱなしの布団の上にごろりと寝っ転がる。

もうこのまま寝てしまおうか。

頭の中でその思考がよぎる。

いいや、駄目だ。今日中じゃなければ。

勢いよくばっと起き上がりドアの方向へ歩く。

そして何も考えないままドアノブをひねり部屋の外へ出た。

もういっそのこと何も考えずに行ってしまおう。

だんだんそっちの方がいい気がしてきた。

長い廊下を渡りながら極力何も考えないように二人を探す。

今の所ブラブラとそこらへんを探している状態だ。

でも当たり前だが歩いているだけじゃ見つからない。

少しでも頭を回転させるとまたあの変な緊張感がくる。

和解も案外楽じゃないな。

てっきり謝るだけかと思っていたが。

そういう事だからまず私は、和解から極力思考を遠ざけてただただ探求目当てに動くことにした。