第七師団の復讐幼女 (ページ17)

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「へえ〜。煽られてムカついたからやったと？」

「「、、、はい。」」

取り敢えず近くの医務室に入って事情聴取を行う。

どうやら昼間連行したときの杉元の嫌味をそうとう根に持っているらしい。

それで殺ろうとしたら返り討ちにされ洋平は歯を一本殴られて欠けさせられただとか。

「取り敢えず顔拭け。血まみれだぞ。」

と言って近くにあった手ぬぐいをベシっと投げ渡すとおとなしく顔をふき始めた。

こういうときだけは都合よく大人しいんだよなぁ。

「誰かが来なきゃあいつの言うとおりお前ら本当に死んでたよ。それを想定して殺しに行ったのか。なぁ？」

いつもどおりの無表情で説教を始めると二人とも渋い顔で、洋平が、

「悔しくなかったんですか。煽られて。」

と言った。

「今聞いているのはやり返されること想定して殺しに行ったのかってことだ。」

「私が煽られて悔しい悔しくないは関係ないんだよ。」

子どもかよお前ら。本当に。

「とにかく、しばらく杉元に近づくな。」

そう言うとガタッと音を立てまるで地雷を踏んでしまったかのように顔の血管をビキビキとさせ先ほど仲間に止められたときの顔になった。

立ち上がっている状態で当然私よりもせが高いから圧がすごい。

それでもなれていることだから当たり前如くのいつもどおりの無表情で何？と言うと、

「ふざけんじゃねぇよ、、、！！！」

「それで俺等の怒りが収まるとでも、、、？」

弟の方は完全に怒りで我を忘れ敬語を使わなくなった。

まだ洋平と比べたら落ち着いている方の兄も敬語は忘れていないが怒っているのがひしひしと伝わってくる。

本当に根に持つ奴らだな。